575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

春苺あとの一粒ママのもの  郁子

2022年03月25日 | Weblog

大好きなお菓子やくだものを均等に分けるとき、

割り算のできない小さなこどもはお皿にひとつずつ置いていきます。

我が家は三人娘、お皿がみっつ並んでトランプのように配られます。

残りがひとつになりました。「これ・・ ママにもあげようか・・」

となると美しい親子愛の図でしょうが

うちはママも主張し、苺のときはお皿が四つ並びました。(笑)

 

いただいたコメントです

竹葉さん:苺を食べる子らの景色でなく、一粒だけ残った景色をやっぱり少しは食べたいママに視点を置いているのが新鮮で良いと思いました。「一粒ママにも頂戴」てはなく「ママに上げるね」かも。。

等さん:母子の愛情と気配りが、あと一粒残った苺の行方で良く表現されています。

晴代さん:和やかな家族の様子がみえます 

 能登さんにも選んでいただきありがとうございました。

 

友人の話ですが、息子とショートケーキやパフェの上にあるとっておきの苺をとりあって毎回バトルをするとのこと。

新米ママの頃のこと、これも楽しい親子のふれあいですね。

今はメロンやシャインマスカット、サクランボ、珍しい外国のフルーツなど店頭に並ぶようになりましたが、

私の子どもの頃は可愛い真っ赤な苺が憧れでした。

 

いちご載るプランタニエをえらびたり  佐保子

 

プランタニエはフランス語で「春めいた」という意味だとか。

ケーキやさんで数ある中から「プランタニエ」と名付けられた真っ赤ないちごの載ったケーキを真っ先に選んだのでしょうか

形状も可愛いくて、少女漫画やファンシーグッズにも登場した時代を共有しているかのようで一票入れました。

 

 

成長して巣立ったアラサーの二人の娘が、先日一緒にいちご狩りに行ったそうです。

「お母さんごめーん!」「今度一緒に行こうね」とメールがありました。

いつまで私が苺好きと思っているのでしょう。(笑)  郁子

 

コメント (1)
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