2022.8月「秋めく」
- 暮れかかる林の葉擦れ秋めきぬ (千香子)晴代 能登 亜子
- 遠浅のま白き波頭秋めきぬ (亜子)竹葉 麗子 遅足 千香子 泉
- 秋めくや注ぐ紅茶の茶葉揺れて (郁子)結宇 遅足
- 秋めいてふと手に触る(さわる)皮ジャンパー (結宇)
- 秋めくやセールを終えてウインドウ (須美)
- 半歩先マヌカン達の秋めいて (晴代)竹葉 麗子 能登 郁子 泉 須美
- 秋めける雲は縦から横に伸び (等)麗子 結宇 晴代 郁子 千香子 須美 亜子
- 秋めくや空一面の秋の貌 (遅足)佐保子 泉
- 秋めくや草むらからの夜の声 (泉)佐保子 千香子 亜子
- 秋めきてただただ眠る夫の顔 (竹葉)遅足 佐保子 郁子 須美
- 秋めくや日記の文字を丁寧に (麗子)竹葉 晴代
- 秋めきてトボトボ向かうガン精検 (能登)結宇
- 秋めくやオムツをつけた迷ひ犬 (佐保子)能登
自由題
- 八月や白木の箱に石ひとつ (亜子)竹葉 結宇 能登 千香子
- 蝉奏づ哀しみの通奏低音 (郁子)竹葉 麗子 亜子
- 卒塔婆の風雨に朽ちて蝉の殻 (能登)佐保子 郁子 千香子 須美
- 百日草手首捻った日に咲けり (晴代)
- 午睡して何変わらずと胃のもたれ (結宇)
- 秋扇カバンの底に潜りおり (須美)能登 泉 亜子
- 夏休み若い女医さんハワイかな? (等)郁子
- 病む君のわがまま残暑ながながし (竹葉)麗子 結宇 晴代 佐保子 能登 千香子 須美 亜子
- 新涼や朝刊めくる音静か (麗子)竹葉 結宇 晴代 遅足 泉
- メモ見つつ投票すみし母へ古茶 (千香子)遅足 佐保子 須美
- 母の知らぬ高齢を生く秋の風 (佐保子)麗子 晴代 遅足 泉
- 夏草や人や電車もレールのみ (泉)郁子
皆さんの予想はいかがでしたか?
兼題は 等さん
自由題は 竹葉さん
という結果になりました。おめでとうございます