575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

夕風にゆれ半夏生白立てり  晴代

2022年08月18日 | Weblog

なんと優雅な美しい俳句でしょう。「白立てり」と言い切る、このような俳句を私も作ってみたいものです。

半夏生はドクダミ科の多年草。葉の下半分が白くなり、まるでお化粧をしているようになります。この白い葉に向かい合って10センチほどの棒状の花序を出し、白色の小花を多数つけます。この様子を「白立てり」と表現されたのでしょう。

皆さんのコメントです。

竹葉さん:植物の半夏生は半分程白い粉を綺麗に塗ったようで、半化粧かと思ってました。「白立てり」がいいと思います。

等さん:如何にも「俳句的」な景色で、“白立てり“は良いですね。でもそれほど白は目立ちますかね。

須美さん:美しい句。

泉さん:昼間の暑さから涼しくなっていく夕暮れの様子がわかる。

          ★★★

作者の晴代さんはどこか半夏生を思わせる雰囲気があります。夕風に楚々と立っておられる姿が目に浮かびました。麗子

コメント
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