なんと優雅な美しい俳句でしょう。「白立てり」と言い切る、このような俳句を私も作ってみたいものです。
半夏生はドクダミ科の多年草。葉の下半分が白くなり、まるでお化粧をしているようになります。この白い葉に向かい合って10センチほどの棒状の花序を出し、白色の小花を多数つけます。この様子を「白立てり」と表現されたのでしょう。
皆さんのコメントです。
竹葉さん:植物の半夏生は半分程白い粉を綺麗に塗ったようで、半化粧かと思ってました。「白立てり」がいいと思います。
等さん:如何にも「俳句的」な景色で、“白立てり“は良いですね。でもそれほど白は目立ちますかね。
須美さん:美しい句。
泉さん:昼間の暑さから涼しくなっていく夕暮れの様子がわかる。
★★★
作者の晴代さんはどこか半夏生を思わせる雰囲気があります。夕風に楚々と立っておられる姿が目に浮かびました。麗子