それ何 ?という季語が「絶滅寸前季語辞典 」(夏井いつき編)にありました。
夏井さんもこんな季語にぶつかると、「正直言ってお手上げだ」と。それで誰かれとなく聞いてみたら「確か銀行貯金の略語だったと思います」と即答された 。(氷柱の事)
土瓶割(尺取虫の異名 夏)
木の枝にそっくりなので、そこに土瓶をかけようとして割ってしまうほど似ているということでついた名。
これに対して夏井さんは 「どこの誰が何のために土瓶をかけねばならんのじゃ」と書かれています。
私は参考にならずこれらの季語を使うこともないからと、ちらっと見るつもりが文章も面白くついつい読み続けました。
全く想像もできなかった三つ目は 従兄煮( 事始めの副題、春。事は催事の意味、農作業に関連している )。
私が経験したことのある 季語もいくつか。
麦踏。 蚊帳。 天瓜粉。 納涼映画。 蝗捕り。 火吹竹。
練炭。 障子貼る。湯婆。など。
いずれも遠い昔のこと。 子供の頃を懐かしく思い出していました。
湯たんぽは今も毎日使っています 。
この本を読んで一つ俳句ができました。
「絶滅寸前季語」「春闘」の載る 千香子