高校の先生をされていた佐保子さん。毎年、初めての授業に自己紹介に合わせて、佐保姫の説明をしていたそうです。卒業生から「佐保姫の話だけ覚えている、あとは何にも覚えていない」なんて言われたこともあるそうです。(笑)小さな親戚の子からは、「竿の子だから、竹の子だあ~」とはやされたことも懐かしい思い出だそうです。お父様がつけてくださったこのお名前を佐保子さんは短歌に詠まれています。
「三月に生まれし次女に佐保子とふ名前つけたる亡き父おもふ」
そんな佐保姫様とご結婚された遅足さんが採られています。そして佐保姫を夜中に呼んでお世話をしていただいているのでしょう。あるいは眠れぬ夜でしょうか?
午前三時闇に名を呼ぶ佐保姫よ 遅足
想像上の女神ではなく、実像の佐保姫様。いとおしい佐保姫を呼ぶ遅足さんの気持ちが伝わって来ました。いつまでも遅足さんのミューズですね。
自然界ではようやく佐保姫の気まぐれも収まり春らしい今週になりそうです。ほっとしますね。麗子