575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ひげ当たりベッドの上に年迎え  結宇

2023年02月10日 | Weblog

今日2月10日は、2と10でふとんの日とか・・作者はお正月、お気の毒にも布団の上だったのでしょうか。

須美さん: ご病気でしようか。それでも新年は髭をあたり清々しく身を整える様子がうかがえます

千香子さん: 寝正月と決め込んでベッドの上で年を迎えたのではなさそうです。

髭を剃って身なりを整えベッドの上で迎えた新しい年、良いことがありますように。

能登さん: 身につまされ、いただきました。

 

それぞれのお正月が垣間見える新年の句でした。

この句を選んだ須美さん、能登さんはコロナに感染。

能登さんは「ワクチンを5回もうち、対策も怠らなかったのに・・皆さまも気をつけてください」と添えられていました。

作者・結宇さんは新年早々、派手に転んでしまわれたそうです。

歩道の段差だったか落葉に滑ったか、ご当人に自覚なしとおっしゃっていましたが、結構こたえますね。私も経験者です(笑)

何も正月から・・という思いとそれでも新年を迎える用意としてベッドの上であろうが綺麗にひげを当たるところに俳諧味があるのでしょうね。パジャマも新しくされたかもしれません。

 

  双六の賽の目またもふりだしに  郁子

麗子さん: 双六はどこか人生にも共通するような。。。また振り出しに戻ったことありますよね。でも必ずゴールできるはずです。

能登さん: 世の中すべて、ふりだしに戻っているようです。昭和初期には戻ってほしくないのですが

     

思考がグルグル回り出したら、ふりだしに戻るのもよいかと思います。

『モモ』に出てくる時間泥棒ではありませんが、世の中全体が急ぎ過ぎて急かされているようです。

立ち止まったり、もう一度考え直すことも必要ですね。足がもつれて転ばぬように。。。  郁子

 

コメント (3)
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