575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ネコも進化?   鳥野

2008年11月25日 | Weblog
俳句教室で学んでいる友人から電話。
兼題が「かじけ猫なんだけど、困った困った」と。
猫の冬の様子を教えて欲しいというのです。

そういえば、我が家の老いネコ2匹、いっこうに寒がりもせず、かじけてもいません。
寒くなれば、まず人間用に暖房を入れ、ついでにネコさまも温まっている次第。

ではと、歳時記を開けば、季語には”悴ける”があり、かじけ猫は竈猫の傍題になっています。

暖房の行き届かなかった時代、寒がり猫は、火を落としたあとの竈の温もりで眠っていたのでしょう。

  ・ 何もかも知ってをるなり竈猫  富安風生

竈猫とは風生の造語とか、いい勉強をさせて貰いました。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 命令形は俳句に似合う。  ... | トップ | 雪女雪をしゃぶって溶けにけ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
猫の癖? (遅足)
2008-11-25 09:38:55
朝、奥さんがトイレに入ると
猫がやってきて足の先を舐めるのです。

朝だけのようです。

まだ暖房の入っていない掘りごたつに入って、
暖房を入れるように催促?しています。

でも猫は明日を憂うことはなさそうです。



返信する
冬が似合う ()
2008-11-25 21:58:25
ひそやかな猫の寝息へ時雨降る   馬場寛子
熱燗や返事をしない猫とゐて    浅野マチオ
猫の耳少し動きし初時雨      辺見孤音
立冬の指触れてみる猫の背ナ    今村明美
冬空や猫塀づたいどこへもゆける  波多野爽波

★猫は冬が似合いますね。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事