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先日岐阜板取川のあゆ梁の店から鮎料理の案内が来た。
さて、物の本によれば、魚ヘンに占うと書いてアユと読ませるのは、昔戦況を占うのにこの魚を用いたからだと「日本書紀」にも記されているという。それほど古い魚で、「国魚」と言っても良いほどだ。
ところが、鮎は日本の特産魚ではなく、台湾、朝鮮、中国南部の河川にも多く生息しているという。
また、「鮎」と言う字を当てるのは日本独特で、中国では「鮎」は「鯰」を指すそうである。中国では鮎は「香魚」というそうである。確かに歳時記の鮎の項には「香魚」とも書いてある。
いずれにしろ、鮎は俳人のお好みの魚である。
鮎看るべく流聴くべく渓の石 尾崎紅葉
鮎食べてかなしきまでに山の冷 秋山幹夫
手掴みの香魚の素肌を嗅げとこそ 西村和子
セラー服が帳場にかかり鮎の宿 井本農一
草かげに沈めてありし鮎の籠 長谷川櫂
さて、物の本によれば、魚ヘンに占うと書いてアユと読ませるのは、昔戦況を占うのにこの魚を用いたからだと「日本書紀」にも記されているという。それほど古い魚で、「国魚」と言っても良いほどだ。
ところが、鮎は日本の特産魚ではなく、台湾、朝鮮、中国南部の河川にも多く生息しているという。
また、「鮎」と言う字を当てるのは日本独特で、中国では「鮎」は「鯰」を指すそうである。中国では鮎は「香魚」というそうである。確かに歳時記の鮎の項には「香魚」とも書いてある。
いずれにしろ、鮎は俳人のお好みの魚である。
鮎看るべく流聴くべく渓の石 尾崎紅葉
鮎食べてかなしきまでに山の冷 秋山幹夫
手掴みの香魚の素肌を嗅げとこそ 西村和子
セラー服が帳場にかかり鮎の宿 井本農一
草かげに沈めてありし鮎の籠 長谷川櫂
セーラー服は、いかにも男性の句。
そんな中で、長谷川さんの句は異色に感じられます。
まだ、こういう句が良いと思えなくて・・・・