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桜500句という特集を読んでみました。
気が付いたのは「老い」の匂いのする句が多いように感じられたことです。
そう感じるのは私の老いのせいなのか、「桜」の持つ魔力のせいか判りません。 私が老いの匂いを感じた句のほんの一部を挙げてみます。
晩年とおもひ思はれさくら見る 木附沢麦青
散りぎわの花うつうつと明るけれ 橋 間石
病みながら花散るさまを学びおり 殿村菟絲子
花冷や句集おおかた遺書めきて 山口 剛
夜ざくらや老いて妖しき夢をみる 清水基吉
もう誰の墓でもよくて散る桜 遠山陽子
花散るまゝ子のいふまゝに母歩む 森田 峠
老い桜養う月の雫あり 茂 恵一郎
死に方は天にまかせて花明り 品川鈴子
百歳は花を百回見たさうな 宇多喜代子
桜に出会うと生と死の想いが否応無く心を支配するのでしょうか。
気が付いたのは「老い」の匂いのする句が多いように感じられたことです。
そう感じるのは私の老いのせいなのか、「桜」の持つ魔力のせいか判りません。 私が老いの匂いを感じた句のほんの一部を挙げてみます。
晩年とおもひ思はれさくら見る 木附沢麦青
散りぎわの花うつうつと明るけれ 橋 間石
病みながら花散るさまを学びおり 殿村菟絲子
花冷や句集おおかた遺書めきて 山口 剛
夜ざくらや老いて妖しき夢をみる 清水基吉
もう誰の墓でもよくて散る桜 遠山陽子
花散るまゝ子のいふまゝに母歩む 森田 峠
老い桜養う月の雫あり 茂 恵一郎
死に方は天にまかせて花明り 品川鈴子
百歳は花を百回見たさうな 宇多喜代子
桜に出会うと生と死の想いが否応無く心を支配するのでしょうか。
あの西行さんの有名な歌の影響でしょうか?
さまざまなこと思い出す桜かな
と、詠んだ芭蕉さんなど、みな同じ西行さんの弟子?
それと、花は性そのものですから、
性と深くつながった死の匂いを感じてしまうのは
死すべき人間の定めかな?
そういえば、おとめつばきは、めしべもおしべもない!
どうなっているんでしょう?
73歳の母は庭の桜と毎日話をしているとか。。
老い二人話題は桜になりにけり 麗
猫とは話が出来ますが、木や花とはまだです。
早く話せるようになりたいものです。
落花盛ん。山崎川を散歩しました。
人間を流して花の流れけり 遅足