水仙の白い花が姿を見せなくなったと思ったら、
あざやかな黄水仙が顔を見せています。
水仙は冬の季語、黄水仙は春ですから文字通り季節の変化を
色で教えてくれています。
卓上に家庭百科と黄水仙 遠藤梧逸
黄水仙は、ヒガンバハ科の多年草で、北アフリカが原産。
江戸時代に日本にやってきたそうです。
早春の花といえば、たんぽぽ、福寿草など、
太陽を感じさせる黄色が多いように感じます。
黄水仙も、北アフリカの太陽に負けない強い色ですね。
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北アフリカといえば、私達の世代にとって懐かしく
思い出されるがフランスの作家カミユ。
「不条理」の作家です。
その代表作である「異邦人」の舞台が北アフリカ。
強烈な太陽が、あの「不条理」の文学を生み出したのかも。
黄水仙死は斜めからやってくる 遅足
花言葉は「自己愛」。
ギリシャ神話の美青年(ナルシスサ)が泉に映った自分に恋をして
毎日覗きこんでいたので水仙になったとか。
だから水仙はうつむいて下向きに咲いているのだそうです。
異教徒の祈りは長し黄水仙 青柳志解樹
イングランドは薔薇、スコットランドは薊。
後一つが水仙らしいのですが理由は探せませんでした。
ただ 水仙のフリージアはイギリスの植物学者フリーズの名前から命名されたとか。
日本は櫻と菊と葵?