575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

春浅き印つけゆく測量士  晴代

2022年02月24日 | Weblog

まず測量士という専門職が登場したことに魅かれました。

ちなみに測量士とは、建設・土木工事を行う土地について位置、距離、面積などを測量する仕事で国家資格が必要です。工事が安全に行われるように測量法に基づいて測量計画を立て実際に測量を行う仕事です。道路上でヘルメット姿で測量機器を覗いている姿を見たことがあるような気がします。

風はまだまだ冷たい春浅い日、屋外でこの測量士はどんな印をつけていくのでしょうか?折り目だたしい測量法にしたがって高度や道幅などを計るのでしょう。個人的に三角点探索に興味があるのでとても心惹かれる一句でした。

千香子さんも「これから何か始まる、ワクワク感があります」とのコメントを下さいました。

確かに春に向かって何かが造成されたり建築されたりしていくのでしょう。基本となる測量に、寒い中でも背筋が伸びるような気がしました。専門的な職業ですが想像力が膨らむ一句だと思いました。麗子

 

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春浅く 掠れし聲の 別離かな ... | トップ | けごろもに差し込むひかり春... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (郁子)
2022-02-24 08:56:05
測量士さんの仕事は、数学に弱い私からは厳かな儀式のように見えます。寒さも底でしょうか。春を呼ぶ儀式ですね。
返信する
Unknown (松田佐保子)
2022-02-24 09:51:26
私も測量士の登場に新鮮味と親近感を感じて一票いれました。町の中でも結構見かけます。この寒さの中、風の中、車の通行の合間を縫って働いている二人組の姿。声も聞こえてきたり。ただ、春浅きと連体形になっているところがどうかなという気がしました。
返信する
Unknown (殿)
2022-02-25 08:55:29
学生時代に測量のアルバイトをしてました。いまの測量はレーザーで距離を測りGPSで位置を求めます。懐かしいアナログ測量も姿を消すでしょう。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事