575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

東風吹かば新自由主義だっつーの  朱露

2006年02月04日 | Weblog

国家の管理を排し市場の調節に委ねる経済思想

と広辞苑。「弱肉強食」と言えば誰でも分る。

「東風吹かば」は負け組菅原道真怨念の呪文。

柱・牛肉・ホリエモン・アブラウンケンソワカ。
   
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俳句と川柳の違い

2006年02月03日 | Weblog
先日、句会で、俳人の坪内稔典さんに
お会いする機会がありました。
せっかくのチャンス、初歩的な質問をしました。
稔典先生の答えです。

  俳句とは、 

一番言いたいことを隠す、あるいは消す。
その結果、読み方がいくつも生れる。
読む人の数だけ解釈が可能な句ほど良い句。

  川柳は、 

思いをストレートに出す。一番言いたいことをいう。

   

当日の句会での一句

 寒晴れの日だった象の尻見てた  稔典

    (遅足)
 



  
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祈り  麗

2006年02月02日 | Weblog
今日は親戚が10時間に及ぶ難病の手術を受ける日なので
なんだか落ち着かない朝を迎えています。
久しぶりに出たまぶしい太陽に思わず祈ってしまいました。
本人は覚悟して入院したということですが家族は老人に手術をさせることが
果たして最善の方法なのか、直前まで迷っていました。
皆そろってお花見に行ける日を夢見て今頃手術室に入っていると思います。

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如月の文芸あつし短うた   長良

2006年02月01日 | Weblog
 広辞苑に、如月・衣更着は「生更ぎ」の意。
        草木の更正することをいう。

        着物をさらに重ね着る意とするのは誤り、とある。


 句が最小字数の文芸?2月は最小日数の月、ともに大切にしたいもの。
 現役の頃、おお2月、次の月給日が早いなと少し嬉しかった。
 といっても普通月の1割少ないだけなのに…。

 年金族?となっても同じかな。でも寒いのはヤダね。


     重き風受けし孤独や猫柳    長良

            
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