575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

一粒の米           草女

2008年01月04日 | Weblog
 投稿が二年目を迎えた。 今年もよろしくお願いします。

 新年を迎えると何故目出度いのか。やっと分かった。生きて新しい年を生きて迎えられたから目出度いのだ。
 生きるためには食べねばならぬ。日本人の主食は米であり古来より米に頼ってきた。そこで新年にあたり米について考えて見た。

 「龍の子太郎」という童話のなかに「一粒が万粒・・・」と唱えながら種蒔きする場面がある。さて実際、種蒔きから収穫までに一粒の米は何粒になるのか?
 一粒の種籾が一株のイネに育つと秋には約20本の穂が出来る。1本の穂には約80粒の米が実るから、一粒の米は約1600粒ほどになる。
 茶碗一杯のご飯でお米は約3000粒と言われているので、二粒の米が六ヶ月で茶碗一杯のご飯になる。素晴らしい生産力ではないか。

 このイネという植物は水の中でも成長できるという数少ない植物のひとつである。多くの植物は水の中では酸素不足で生きていけない。ところがイネの根には隙間がいっぱいあり酸素をた溜めておく事が出来る。また苗の頃には水中にあった方が温度変化が少なくて夜間の冷え込みに耐えやすい。また暑い夏には葉に沢山の穴があり盛んに蒸散作用ができて葉の温度を下げ太陽の下でも元気に成長する。
 
 そんな素晴らしいイネの素質を見出し、改良を重ねてきた先人の努力の賜物で私たちは毎日おいしいお米を食べ生きることが出来る。
 聞けば日本の農業とりわけ稲作が危機的状況にあるとか。日本政府よ!日本から水田が消えてしまうような政策は絶対ダメ!!水田は我々にとって欠く事の出来ないものである事を忘れないでほしい。
 
一枚に見ゆる百枚稲の花        石井とし夫
稲の花白より味を育てたる       稲畑広太郎
道問ひし少年稲の香をもてり      町田美知子
  

※ 掲載にあたり、田中修著「クイズ植物入門」講談社を参考にしました。
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泥棒にご用心を   遅足

2008年01月04日 | Weblog

奥さんのところにこんな年賀状が来ました。

 昨年、我家のガラス戸に丸い穴が・・・、
 見ると、家中が、玩具箱をひっくり返したような有様。
 なんと百人一首まで床にばらまかれて・・・
 ドロボーだ!
 駆けつけた刑事さんの話では、靴跡からすると3人組とのこと。

 刑事さんに防犯の決め手を聞くと
 「泥棒もどんどん進化しますからねえ。ウチも最近やられました」



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初詣   麗

2008年01月03日 | Weblog
新年も早3日、成田山へ初詣に行ってきました。
今年1年の家内安全と交通安全をお参りしてきました。
本堂への階段を幼子が数えていました。165段?と聞こえたような。。
毎年ここへ来ると
体力の衰えを感じるのです。
来年こそはすっすっと上まで登れますように。
破魔矢とお守りを買って帰宅しました。

        初詣心新たに帰る道   麗
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どんな初夢でしたか?   遅足

2008年01月02日 | Weblog
眠りにつく時、これから、どんな夢を見るのか?
普段は考えることもありません。
また、毎晩のように夢を見ているのでしょうが、
覚えている夢は、ごく一部です。

でも初夢となると、ちょっと事情が変わります。
俳句にも初夢の句は沢山あります。
好きな句は

 初夢のなかをどんなに走ったやら  飯島晴子

でも、こんな句も

 初夢のいきなり蝶の太い腹  宇佐美魚目

    

この句を最初、読んだ時は当惑しました。
なぜ、蝶の腹なの?それも太い腹?って???

夢から醒めて、なぜ、こんな夢を見たのだろうか?と考え、
思い当たる夢もありますが、ほとんどの夢は摩訶不思議。

そう考えると飯島晴子さんの句は、よく分りますが、
夢に託して現を詠んでいるような気がします。

これに対して、宇佐美魚目さんの句は。
意味がわからなくて、イメージは鮮明。しかも突然やってくる。
これって夢そのもの。

蝶では月並ですが、蝶の太い腹、といったところがスゴイ!
一番、夢らしい句じゃないでしょうか?
悪夢かな?

   

ところで元日は名古屋で初雪。
そして昨夜の夢はいかがでしたか?
私は何故か、突然、ダンプカーが出現、
追いかけているというものでした・・・????

しかたなく初雪で一句。

 初雪と告げてあがるや母の家  遅足

今年もよろしくお願いします。

  

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明けましておめでとうございます   鳥野

2008年01月01日 | Weblog
元旦が火曜日、つまり私めのブログ当番。
”今年は春から縁起がいいーっ”と大向うから声がかかりそうです。

幸運の一つか。何気なく早朝につけたNHKが、”富士山の初日の出”を中継していました。
ヘリまで飛ばして、雲間の太陽を捕らえて、見事。

わがベランダの日の出は、ゆっくりの7時14分。名城グラウンドの照明塔の間からです。
雲一つない空にギンギラギンのおひさま。まぶしくって、涙目でした。

 やっぱり、太陽は昇ってくるのです。
 NHKアナも再三「もうすぐ出て来ます、昇ります」と中継していました。

足元の地球が回転して、太陽に向かっている実感。やっぱり無いなー。

 荻原教室の題詠「砂」で拙作

  ・ 冬の陽がやっと砂箱にとどいたね ネコもワタシも天動説が好き
コメント (2)
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