題詠は「初」です。今回から穗實さんが参加されています。
どの句でしょうね。
遅足
題詠「初」
①一族を九人引きつれ初詣
②初釜の挨拶上手小さき手
③書き初めの「腹」のむつかし虚子の句の
④眉を描く少しきりりと初鏡
⑤初夢や俳人朱露と句を交はし
⑥梟が鳴く仮初の恋ならず
⑦読初やかたわらに置く広辞苑
⑧初空や養老の尾根立ち上がり
⑨初みそら日輪背負ひ猫正座
⑩琴の音に喧騒まぶし初バーガー
⑪鳥肌に細かなあぶく初湯かな
⑫手の皺に初日頂く門(カド)の内
⑬初氷堀の石垣凍てついて
⑭初空の中へ稲荷の大鳥居
自由題
①寒の雨濡れて輝く翡翠色
②千枚の桶の蕪にざつと塩
③奏者待つピアノの無音淑気満つ
④凍雲の崩れて鯨は鯛焼きに
⑤神宮のくじ運良きや寒椿
⑥鉄瓶のしゅんしゅん沸いて冬日かな
⑦屋根屋根のこゑをのみこむ冬の夜
⑧双子抱く母となりにし年賀状
⑨人気なき冬苑の鳩「く来るく来る」
⑩またひとつ歳を重ねて根白草
⑪血圧を上げるドアノブ寒の入り
⑫雪路に犬も素足ぞ托鉢僧
⑬看病の末の風邪ひき一人寝る
⑭白帯のすでに弱気の寒稽古
どの句でしょうね。
遅足
題詠「初」
①一族を九人引きつれ初詣
②初釜の挨拶上手小さき手
③書き初めの「腹」のむつかし虚子の句の
④眉を描く少しきりりと初鏡
⑤初夢や俳人朱露と句を交はし
⑥梟が鳴く仮初の恋ならず
⑦読初やかたわらに置く広辞苑
⑧初空や養老の尾根立ち上がり
⑨初みそら日輪背負ひ猫正座
⑩琴の音に喧騒まぶし初バーガー
⑪鳥肌に細かなあぶく初湯かな
⑫手の皺に初日頂く門(カド)の内
⑬初氷堀の石垣凍てついて
⑭初空の中へ稲荷の大鳥居
自由題
①寒の雨濡れて輝く翡翠色
②千枚の桶の蕪にざつと塩
③奏者待つピアノの無音淑気満つ
④凍雲の崩れて鯨は鯛焼きに
⑤神宮のくじ運良きや寒椿
⑥鉄瓶のしゅんしゅん沸いて冬日かな
⑦屋根屋根のこゑをのみこむ冬の夜
⑧双子抱く母となりにし年賀状
⑨人気なき冬苑の鳩「く来るく来る」
⑩またひとつ歳を重ねて根白草
⑪血圧を上げるドアノブ寒の入り
⑫雪路に犬も素足ぞ托鉢僧
⑬看病の末の風邪ひき一人寝る
⑭白帯のすでに弱気の寒稽古