母校のホームカミングデーに参加するため上京。旧交を温めるのも楽しみ。
「このままでいいのか」と迷う君の 明日を変える働き方 | |
クリエーター情報なし | |
日本実業出版社 |
◆内容紹介◆
「この仕事は、自分に合っているのだろうか?」
「今のような働き方が、いつまで続くんだろう……」
迷いながら働く人のために、キャリア研究の第一人者が、仕事の本質から、会社との付き合い方、キャリアの捉え方まで読者と一緒に考えていきます。
長い仕事人生にはアップダウンがつきもの。
ワクワクしながら前向きに取り組める時期もあれば、失敗や思わぬ異動に落ち込む時期もあるのが当然です。
本書では、一般の企業で働く若手14名へのインタビューを元に、仕事の「モティベーション」、そして「キャリア」の悩みから抜け出し、
成長していくための考え方をたくさん紹介します。
・いったい自分は、何のために「働く」のか?
・「組織」とどこで折り合いをつけるか?
・これからの「キャリア」をどうデザインするか?
・もっと仕事に夢中になるためには? など、
キャリアの入口、あるいは途中で立ち尽くしている人が、自分なりの「働き方」を掴むための1冊です。
目次
はじめに 「このままでいいのか」と迷いながら働く人へ
序 章 「働き方」に迷うとき
「仕事」について考える
誰でも制限の中で働いている
第1章 いったい仕事とは何なのか
日々の仕事に何を求めるか
人を仕事に向かわせるもの
やりたい仕事とお金の関係
第2章 働く20代がぶつかる問題
働く意欲を取り戻すための視点
落ち込みから回復し、一皮むけるには
「よいガマン」と「わるいガマン」
第3章 仕事の面白さを見つける
仕事の「リアル」を掴めるか
「不満」をアピールの原動力に変える
第4章 「会社」としたたかに付き合う
リーダーシップを求められたら
組織と積極的にかかわる
「会社の方針」と「自分の価値観」のすり合わせ
第5章 自分のキャリアを考える
キャリアのコアを見つける
市場価値に踊らされるな
キャリアの迷宮に入り込んだとき
キャリアにはアップもダウンもない
おわりに 働く人の生の声を聞き届ける
◆著者について◆
金井壽宏(かない・としひろ)
神戸大学大学院経営学研究科教授。1954年生まれ。78年京都大学教育学部卒業。80年神戸大学大学院経営学研究科修士課程修了。
89年MIT(マサチューセッツ工科大学)でPh.D.(マネジメント)を取得。
92年神戸大学で博士(経営学)を取得。モティベーション、リーダーシップ、キャリアなど、
働く人の生涯にわたる発達や組織の中の人間行動の心理学的・社会学的側面に注目し研究している。
最近は、クリニカルアプローチで組織変革や組織開発の実践的研究にも着手している。
著書に『働くひとのためのキャリア・デザイン』(PHP研究所)、『仕事で「一皮むける」』(光文社)、
『働くみんなのモティベーション論』(NTT出版)、『やる気! 攻略本』(ミシマ社)、『どうやって社員が会社を変えたのか』(共著 日本経済新聞出版社)など多数ある。
【読んだ理由】
キャリア関係の仕事に着く端くれとして。
【印象に残った一行】
大事なことは、自分の「軸」が持てるかどうかだと思います。働き方はそれぞれですがそこにははっきりとした「軸」があって、納得できているのであれば、それはその人にとって正しい働き方だといえるでしょう。
そんなふうに努力したことについて、そのときにどうしてがんばれたのかを言語化するだけで、自分のやる気を左右する要因が見えてきます。
やる気を取り戻すための一助として、持(自)論を言語化する基礎、枠組みとして活用してほしいと、次の4つの要因をこれまでも提案してきました。
①緊張系②希望系③持論系④関係系
この逸話から、「君ならできるいつもいわれているうちに、それが現実のものとなる」ことを、ピグマリオン効果と呼ぶようになりました。
それは「わるいガマンはするな。でも、自分にとってよいガマンはしよう」ということです。よいガマン、というのは「そのお仕事の面白さ・やりがいを知るために、最低限、必要な努力」です。
オーバーアチーブとは、簡単に言えば、「周囲から期待されている以上の成果を上げること」をいいます。人が仕事で飛び抜けた成績を上げたり、たくさんの人に多大なよい影響を与えるようなことを成し遂げる背景には、必ずといっていいほどのこのオーバーアチーブが存在します。
自分のいる組織が、きちんと『発言」と「離脱」の機能を持っているか。もしないとすれば、その組織に問題がある可能性もあります。
何かとことん頑張った経験がひとつあれば、仕事の世界に入ってもへこたれません。まずは「自分はこれをがんばる」と決めることが大切なのです。
「自己決定ポイント」と私は呼んでいますが、、何かをとことんがんばってみるか、ということについて自分で強く決める。そして実際に努力してみる。その経験が自分だけのゆるぎない自信をつくってくれます。
いつもにこにこしていなければならないような仕事を、「感情労働」名づけました。かってのベルトコンベアの流れ作業のような、単純な作業ゆえの労働疎外とは異なるタイプの人間性の疎外と見なしたのです。
これとは逆にリーダーがメンバーに奉仕するという姿勢で臨むのが、「サーバント・リーダーシップ」と呼ばれる考え方です。(サーバント「召使」より「奉仕者」)
メンバーに厳しいノルマを課して働かせるのではなく、リーダーがまずまず最初にメンバーに奉仕し、彼らの話をじっくり聞いて、その後に相手を導こうとするリーダーシップのことをそう呼びます。支配型でなく、部下を支配でなく支援します。
まずは、仕事がつまらないという、その理由をはっきりさせることです。
①自分はいったい何が得意か(自分の能力や才能はどこにあるのか)
②自分はいったい何をやりたいのか(自分の動機や欲求は何で燃えるのか)
③どのようなことをやっている自分なら、意味を感じ、周りの人、さらに社会に役立っていると仕事の価値を実感できるのか
他の人が自分をどう持っているのか、ではなくて、自分が自分をどのようにとらえているのか。これが仕事をしていく上で非常に大切です。
この3つの質問をした上で、それでもし、会社の価値観と自分の価値観と会わないと思ったときには、アルバート・O・ハーシュマンの、個人と組織の関わり合いについての3つの選択肢を思い出してください、
ひとつは、組織を離脱すること(提出=Exit)という選択肢であり、もうひとつは、組織に「それは間違っている、変えた方がいい」と勇気をもって発言すること(発言=Voice)という選択肢であり、3つ目が無理やり自分の価値観と折り合いをつけて、そんな組織でも忠誠心を持って居続けること(忠誠心=Loyakty)という選択肢です。
私が一番よくないと思うのは、本当は心の中で「会社は間違っている」「この会社はおかしい」と思いながら、そこにずっと居続けることです。
大切なのはその方向に進めば必ずいいものが見つかると信じて、まず動き出すことなのです。
キャリアについては「節目」だけをデザインし、節目と節目の間は、偶然の出会いや向こうからやってきた縁や流れに身を任せてみることで、思いもかけないチャンスに巡り合うことができる。
節目とは、何かが終わり、何かがはじまるきっかけとなる経験。
キャリア・トランジション・モデル
①キャリアに方向感カウを持つ
②節目だけはキャリア・デザインする
③具体的アクションを起こす
④偶然の寄り道(ドリフト)を取り込む
落ち込んだとき「誰にアドバイスをもらいに行くかどうかは自分で選べる」という意味で、やはり淵源においては「自己」調整なのです。
誰に相談するかを考えるときに大切なのは「その人に会ってポジティブになれるかどうか」です。
ネガティブにも見えるが、実は「ネガイェィブを踏まえたポジティブである」というアドバイスのほうが、有効であることは少なくありません。
【コメント】
キャリア関係の本では具体性に富み出色の本ではないか。
15341.give someone a pat on the back(背中を軽く叩いて人を褒める、激励する)
We can give ourselves a collective pat on the back.
15342.prestigious(高名な、誉れの高い)
The campaign has won a couple of prestigious advertiszing awardsy.
15343.one-up(~より一歩先んじる、優位に立つ)
We are always trying to one-up each other.
15344.eye-opener(驚くべき経験、目を見開かせるもの)
Working on the campaign was a real eye-opener for me.
15345.make a dent(減少させる)
We could really make a dent in the number of kids who don't have enough.
今日の英語ニュースを聞こう!NHK WORLD Daily News
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We are always trying to one-up each other.
15344.eye-opener(驚くべき経験、目を見開かせるもの)
Working on the campaign was a real eye-opener for me.
15345.make a dent(減少させる)
We could really make a dent in the number of kids who don't have enough.
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