日本男道記

ある日本男子の生き様

山本周五郎名品館Ⅱ 裏の木戸はあいている

2022年02月19日 | 読書日記
 
【内容(「BOOK」データベースより)】
没後50年、いまもなお読み継がれる巨匠の傑作短篇から、沢木耕太郎が選び抜いた名品。
山本周五郎の世界へ誘う格好の入門書であり、その作家的本質と高みを知ることができる傑作短篇集の第2弾!
生涯、膨大な数の短篇を遺した山本周五郎。 その大半がいまだに読み継がれ、多くの読者に愛され、また後進の作家たちに多大な影響を与え続けている。
市井に生きる庶民の哀歓、弱き者の意地、男と女の不思議など、特に時代小説に傑作が多く、その数も膨大なものがある。
山本周五郎作品に深く傾倒する沢木耕太郎氏が独自の視点と切り口で4巻36篇を選び、各巻の末尾に斬新かつ詳細な解説エッセイを執筆。
第2巻は「彼らを輝かせるもの」と題して、自らも尾崎四郎から「曲軒」とあだ名された周五郎の作品に登場する男女が貫く「意地」をキーワードに、その作品世界に迫る。
本書の収録作は以下の9篇。
「ちいさこべ」(大火の後、孤児を引き取り奮戦する大工とその娘)
「法師川八景」(あえて未婚の母の道を選んだ女)
「よじょう」(世間から宮本武蔵に敵討ちをすると誤解された男)
「榎物語」(将来を誓った男をひたすら待ち続ける女)
「裏の木戸はあいている」(貧民のための「救急箱」の存続が危うくなり……)
「こんち午の日」(嫁に逃げられても年老いた義父母の面倒を見る男)
「橋の下」(果し合いを前にした男に、ある「乞食」が語る話とは)
「ひとでなし」(やさしい男とならずものの間で女は……)
「若き日の摂津守」(生き残るために暗愚を装い続けた若殿)

【読んだ理由】
沢木耕太郎氏同様、山本周五郎作品に深く傾倒する一人である。

【最も印象に残った一行】
人が不幸になってゆくということは、単にその人間の問題だけではなく、環境や才能やめぐりあわせなど、いろいろな条件の不調和ということもある-----彼は傷ついた人間だし、私は幸いにして傷ついてはいない。私は自分が無傷でいて、傷ついた人間を突き放すことはできない。それは私にはできないことだ(裏の木戸はあいてあいている)
あの時友達のところへ行く前に、茶を一杯啜るだけでも、考えが変わったかもしれない。堀端を歩くとか、絵を眺めるとか、ほんのちょっと気をしずめてからにすれば、事情は全く変わっていたかもしれません。そうでなくとも、あの少年時代の、後ろからついて来る足音、落ち葉を踏みながらついてきた足音や、友達の云ったあの言葉を思い出すだけでもよかったのです。(橋の下)
【コメント】
山本周五郎全作品を読破したいが、私の年令ではもう無理かもしれないが、挑戦してみよう。

Daily Vocabulary(2022/02/19)

2022年02月19日 | Daily Vocabulary
28241.people pleaser(八方美人、お人よし)
For people pleasure,”no" is the hardest word to say. 
28242.good-natured(温厚な、人の好い)naturally kind and helpful and not easily made angry
I’m blessed to have so many good-natured friends. 
28243.to a fault(過度に、欠点といえるほど) something that is top-notch is of the highest quality or standard
It's good to be kind, but don't be kind to a fault. 
28244.gullible(だまされやすい、感じやすい)
Billy believes everything I say. He's so gullible.
28245.savor(十分に味わう、賞味する)to fully enjoy the taste or smell of something
Savor the wine to get the full flavor