【内容】
よりよい人間関係を築くための第一歩は「聞く」ことから。聞き上手は話さない、真剣に聞けるのは1時間以内、相づちを打つなど、「聞き方」の極意を紹介する。
対人関係を良好に保つための手段として、臨床心理士として活躍する著者がカウンセリングで重要視される「聞く」技術を一般向けに紹介しているところが特徴的。対人関係に悩む人はもとより、営業職など、より良い人間関係を築きたい人に向いている。
対人関係を良好に保つための手段として、臨床心理士として活躍する著者がカウンセリングで重要視される「聞く」技術を一般向けに紹介しているところが特徴的。対人関係に悩む人はもとより、営業職など、より良い人間関係を築きたい人に向いている。
ここでいう「聞く」とは、ただ耳を傾けるだけではない。「聞く」には理解が必要であり、「話す」より膨大な努力を要すると著者は語る。実際のカウンセリングでの会話を掲載し、読者に対し「さて、あなたならどう答えますか?」と尋ね、読み進めながら読者自身が自分の反応や態度を考え、それをより良い「聞く」態度に修正するという方法で、対人関係における自己鍛錬の場を提供している。
また、いかに井戸端会議での会話が洗練された「聞く」技術と良好な人間関係を保つことに長けているかを良い例として取り上げた。専門家から見た「話す-聞く」相互関係とその技術を、我々が思い浮かべやすい生活場面を想定し、楽しみながら学べる気軽さがある。
訓練を進めるうちに、相手が話すことに対してどれだけ我々が「聞く」耳を持たないか、また、そのことで過去の人間関係が崩壊した可能性も否めず、「眼からうろこ」状態を体験するかもしれない。一般向けに書かれているため、専門用語はほとんど使われていない。しかし、全31章の「聞く」技術に関する講義と訓練の場は、「臨床心理士だったらこうする」という反応や態度も示され、臨床心理士の卵にとっても価値ある1冊だと言える。
【著者】
東山紘久
昭和17年、大阪市に生まれる。
昭和40年、京都大学教育学部卒業。
昭和48年、カール・ロジャース研究所へ留学。教育学博士、臨床心理士。
現在は京都大学大学院教授。専攻は臨床心理学。
著書には、『遊技両方の世界』創元社、『教育カウンセリングの実際』培風館、『愛・孤独・出会い』福村出版、『子育て』(共著)創元社、『母親と教師がなおす登校拒否――母親ノート法のすすめ』創元社、『カウンセラーへの道』創元社 他
東山紘久
昭和17年、大阪市に生まれる。
昭和40年、京都大学教育学部卒業。
昭和48年、カール・ロジャース研究所へ留学。教育学博士、臨床心理士。
現在は京都大学大学院教授。専攻は臨床心理学。
著書には、『遊技両方の世界』創元社、『教育カウンセリングの実際』培風館、『愛・孤独・出会い』福村出版、『子育て』(共著)創元社、『母親と教師がなおす登校拒否――母親ノート法のすすめ』創元社、『カウンセラーへの道』創元社 他
目次
1 聞き上手は話さない
2 真剣に聞けるのは、一時間以内
3 相づちを打つ
4 相づちの種類は豊かに
5 相づちはタイミング
6 避雷針になる
7 昔の主婦は聞き上手
8 自分のことは話さない
9 他人のことはできない
10 聞かれたことしか話さない
11 質問には二種類ある
12 情報以外の助言は無効
13 相手の話に興味をもつ
14 教えるより教えてもらう態度で
15 素直に聞くのが極意
16 聞き上手には上下関係なし
17 寡黙と「いま・ここ」の感覚
18 嘘はつかない、飾らない(オープンということ)
19 相手の話は相手のこと(わかるが勝ち)
20 評論家にならない
21 共感とは芝居上手
22 LISTENせよ、ASKするな
23 話し手の波に乗る
24 言い訳しない
25 説明しない
26 話には小道具がいる
27 お茶室は最高の場
28 したくない話ほど前置きが長い
29 聞きだそうとしない
30 秘密の話には羽がある
31 沈黙と間の効用
【読んだ理由】
浅学菲才なキャリアカウンセラーとして。
浅学菲才なキャリアカウンセラーとして。
【最も印象に残った一行】
「揺るがず、逃げず、小さいことにはこだわらず」は、リーダーや受け入れ側には大切な要素です。
【コメント】
これまでに読んだ傾聴に関するどの本よりも私の心に響いた。やっと巡り合えたという感じだ、再度読んでみよう。また著者のほかの本を。
これまでに読んだ傾聴に関するどの本よりも私の心に響いた。やっと巡り合えたという感じだ、再度読んでみよう。また著者のほかの本を。