【内容】
人間の悩みに対処するカウンセリングの仕事は近年ますますその重要性が高まっている。
カウンセリングとは何か、カウンセラーの専門性とは何か、カウンセラーとしての資質を伸ばすにはどんな訓練が必要なのか。
著者の長年の実習経験を通じて整備したカウンセリング訓練の実際をコンパクトに紹介し、カウンセラーへの道程を明らかにする。
カウンセラーの専門性とはなにか?
カウンセリングとは何か。
カウンセラーとしての資質を伸ばすにはどんな訓練が必要なのか。
感受性訓練の方法、ロールプレイの具体例など、実際訓練をコンパクトに紹介。
◎はじめにより
専門的職業となると、専門性と責任が強く要求されてくる。
それがないと、カウンセラーの信用もないし、効果の信頼度も低くなる。
すると、職業として成立しない。逆も言える。
効果があり、信用され、必要とされると、専門職として成立する。
専門性とは、それを習得することのむずかしさといってよいと思われる。
すなわち、専門性の高いものほどそれを習得するのがむずかしく、努力、能力、体力、センスを必要とする。
カウンセリングは私の体験からすると、とても高度な専門性を必要とするように思われる。
その反面、人間は誰でもその人の年齢だけ「人間であること」を経験している。
だから、人間はみんな人間であることの専門家である。
このことがカウンセリングの専門性を不透明にする。
カウンセリングとはなんなのか、カウンセラーの資質はなんなのかが分かりにくくなる。
カウンセラーの専門性とはなんであろう。
職業として成立するためには、どのような訓練が必要なのだろう。
人間の悩みに対処する仕事なので、カウンセラー自身の人格が、専門性とどのように関わるのだろうか。
これらを具体的にしていくための「カウンセラーへの道」を本書で考えていきたいと思っている。
◎目次
第1章 カウンセリングの枠組みづくり
第2章 感受性の訓練
第3章 カウンセリングの実際訓練
【著者】
杉原保史(すぎはら・やすし)
1961年 兵庫県に生まれる
1989年 京都大学大学院教育学研究科博士課程 研究指導認定退学
現 在 京都大学学生総合支援センター センター長・教授(教育学博士)
[主著・論文]
統合的アプローチによる心理援助 金剛出版 2009年
12人のカウンセラーが語る12の物語(共編著)ミネルヴァ書房 2010年
技芸(アート)としてのカウンセリング入門 創元社 2012年
プロカウンセラーの共感の技術 創元社 2015年
カウンセリングとは何か。
カウンセラーとしての資質を伸ばすにはどんな訓練が必要なのか。
感受性訓練の方法、ロールプレイの具体例など、実際訓練をコンパクトに紹介。
◎はじめにより
専門的職業となると、専門性と責任が強く要求されてくる。
それがないと、カウンセラーの信用もないし、効果の信頼度も低くなる。
すると、職業として成立しない。逆も言える。
効果があり、信用され、必要とされると、専門職として成立する。
専門性とは、それを習得することのむずかしさといってよいと思われる。
すなわち、専門性の高いものほどそれを習得するのがむずかしく、努力、能力、体力、センスを必要とする。
カウンセリングは私の体験からすると、とても高度な専門性を必要とするように思われる。
その反面、人間は誰でもその人の年齢だけ「人間であること」を経験している。
だから、人間はみんな人間であることの専門家である。
このことがカウンセリングの専門性を不透明にする。
カウンセリングとはなんなのか、カウンセラーの資質はなんなのかが分かりにくくなる。
カウンセラーの専門性とはなんであろう。
職業として成立するためには、どのような訓練が必要なのだろう。
人間の悩みに対処する仕事なので、カウンセラー自身の人格が、専門性とどのように関わるのだろうか。
これらを具体的にしていくための「カウンセラーへの道」を本書で考えていきたいと思っている。
◎目次
第1章 カウンセリングの枠組みづくり
第2章 感受性の訓練
第3章 カウンセリングの実際訓練
【著者】
杉原保史(すぎはら・やすし)
1961年 兵庫県に生まれる
1989年 京都大学大学院教育学研究科博士課程 研究指導認定退学
現 在 京都大学学生総合支援センター センター長・教授(教育学博士)
[主著・論文]
統合的アプローチによる心理援助 金剛出版 2009年
12人のカウンセラーが語る12の物語(共編著)ミネルヴァ書房 2010年
技芸(アート)としてのカウンセリング入門 創元社 2012年
プロカウンセラーの共感の技術 創元社 2015年
【読んだ理由】
浅学菲才なキャリアカウンセラーとして。
【最も印象に残った一行】
来談者中心療法は我が国のカウンセリングの基礎となっているといっても過言ではない。
人間の可能性を信じ、カウンセラーがクライエントの話を共感的に、積極的に、心を開いて聞けば、クライエントは自ら自己を洞察し、成長していくとの仮説に来談者中心療法は成り立っている。
【コメント】
少し一般ピープルには、読みにくいかもしれません。
少し一般ピープルには、読みにくいかもしれません。