1年ほど前たまたま企画展をやっていて、上野の美術館でも見ましたが、神戸にもフジタ展が来たので見に行きました。母国日本に戻っていたのに、敗戦後、戦争賛美画を書いた軍部協力者として徹底的に新聞に叩かれ、再びフランスに行った東京市牛込区生まれの藤田さん。とうとう日本には戻らず、フランスでフランス国籍をとり、カソリック教徒になりフランスで一生を終えました。

この「一身にして二生を経るが如く」生きざるを得なかった東京っ子の絵描き藤田さん。今も昔も大手メディアが声を合わせて煽ると、世間が一斉に一方向になびいて狙ったターゲットを叩きまわり、人権もなにもあったもんではないという今も変わらない類の先行例の一つかも。
壁画を描いても、何という大きな構想と繊細な筆使い。彼はアーチストというより、私には最高のアルチザンのように思えます。フジタ展は元町の神戸大丸のギャラリーで今日まで開かれています。画像は神戸大丸を背にして元町商店街の入り口方面。


この「一身にして二生を経るが如く」生きざるを得なかった東京っ子の絵描き藤田さん。今も昔も大手メディアが声を合わせて煽ると、世間が一斉に一方向になびいて狙ったターゲットを叩きまわり、人権もなにもあったもんではないという今も変わらない類の先行例の一つかも。
壁画を描いても、何という大きな構想と繊細な筆使い。彼はアーチストというより、私には最高のアルチザンのように思えます。フジタ展は元町の神戸大丸のギャラリーで今日まで開かれています。画像は神戸大丸を背にして元町商店街の入り口方面。
