阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

平櫛田中が暮らした屋敷はモダンと伝統が共に在る日本家屋で庭園も美しかった。 小平市「平櫛田中彫刻美術館」シリーズ 2/3

2018年08月01日 | 関東あちこち
平櫛田中は岡山県井原市の出身で107歳まで長寿を保った・・と今回初めて知った。晩年暮らした家と作品をそのまま小平市が寄贈を受け
現在「平櫛田中彫刻美術館」として公開されている。右の生け垣の中が美術館。







作品の老人たちの表情が実にいい。残念ながら現代日本人の老人でこんな笑顔で暮らしている人はほとんどいないのでは? なぜ?












あと30年分の材料をキープしていたそうだ。このクスノキの大木もその一つ。



谷根千めぐりで出会った六角堂の岡倉天心像は平櫛の作品だった。台東区谷中(旧谷中初音町)の天心の邸宅跡は、日本美術院跡として「岡倉天心記念公園」になっていて六角堂がある。

 静かな静かな訪れる人も少ない美術館で四季おりおりの庭の佇まいもよさそうだった。
Mさん、素敵な場所を教えて頂きありがとうございました。また時々行きたくなりました。




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倚りかからず      私が一番きれいだったとき        茨木のり子

2018年08月01日 | 音楽・絵画・映画・文芸

倚りかからず」  茨木のり子 

もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない

もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない

もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない

もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくはない

ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい

じぶんの耳目

じぶんの二本足のみで立っていて

なに不都合のことやある

倚りかかるとすれば

それは

椅子の背もたれだけ



私が一番きれいだったとき


詩人茨木のりことふるさと西尾⇒こちら

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