報道ステーション 2012..8.17。福島原発の事故後も原発推進を変えなかったアメリカ。 アメリカには現在104基の原発がある。 そのうち30年以上たった古い原発は60基。うち40年以上は13基。 アメリカは新たな原発の建設を模索している最中だ。 しかし今月7日、NRC、米原子力規制委員会は、核廃棄物の最終処分の基準が決まるまでは原発の新規建設や稼働期間の延長をいったん凍結することにした。 いまアメリカで核廃棄物の最終処分場のめどが全くたっていない中で、今回のNRCの決定はワシントンでも思いきった決断と受け止められている。 なぜNRCは凍結をするのか。その答えの一つがネバダ州のユッカマウンテンにあった。 アメリカはここに核のゴミの最終処分場をつくる計画だったが、計画に反対していたオバマ大統領が就任し、2010年には計画が中止となった。 NRCが基準の見直しをしたもう一つの理由は、今年6月の連邦高裁の判決だ。古賀茂明氏がスタジオ出演して解説。 アメリカもドイツも核のゴミの問題に向き合っているからこういう流れになる。 でも日本は何を言ってるかというと、電気は足りるか足りないか、あるいはコストが高いか安いかという議論ばかりで、 その前に安全ですかという問題や核のゴミをどうするんですかということを先送りにして、 大飯を動かし、次はどこを動かそうかという議論をしている。 これはどう考えても、とても先進国の対応じゃないなと思います、と語る。 |
原発事故後も延べ24人に寄付 電気事業連合会の関係企業 東京電力福島第1原発事故後の2011年度に延べ24人が、電気事業連合会の関係企業から研究費などの寄付を受けていたとの中間調査報告を発表した。 東京大学大学院の関村直人教授は、10年度に三菱重工業などから約4200万円を受け取っていた。 |
都、東電への売電解約へ 条例改正案来月提出へ 競争入札目指す 関連条例の改正案を九月議会に提出する。東電との契約は来年三月で解約する方針を決め、交渉を進めている。 二〇一一年度は十一万二千メガワット時を約十億円で売った。 石原慎太郎知事は四月の定例記者会見で「電力市場の競争性を高めるためにも、東電以外の事業者にも電力を販売できるよう制度を変えていきたい」と条例改正の方針を示していた。 売電先の拡大は、都民の電力購入先の選択肢を増やすことにつながる。競争入札の結果、東電が落札しても、販売単価が上がることも期待できる。 東電との交渉で年内の合意を目指す。途中解約で違約金支払いの明確な規定はないが、都の担当者は「昨今の電力をめぐる 情勢を理解してもらえるよう説得する」と話し、違約金を求められても支払わない方針。 契約満了前の解約は考えていない」としている。 |
「福島第1原発事故対応でベラルーシ駐日参事官「早急に汚染地図を」 /広島」 毎日新聞 2012年08月17日 地方版 「原爆の日」の6日、広島市の平和記念式典に初出席したベラルーシのチェレンチェフ駐日参事官が毎日新聞の取材に応じた。 |
チェルノブイリ原発事故(86年)で大きな被害を受けた同国の教訓を基に、福島第1原発事故への対応について「早急に正確な汚染地域の地図を作るべきだ」と述べた。‥
--課題は。
◆人々が放射能汚染地域の商品を買いたがらないことだ。できる限り透明性をもって安全性をチェックし、福島産の商品を信用できるシステムを作ることが必要。
信用されなければ、経済にも多大な影響を及ぼす。ベラルーシでは、内部被ばくの大部分が食物に由来した。このため、流通や監視は非常に厳重にしている。
--今すべきことは。
◆ベラルーシでは正確な汚染地図の作製に8年も費やした。日本は「避難区域」はあるが、「汚染区域」という定義は作っていない。二つは似て非なる。
人が住める汚染地もあれば、住めない汚染地もある。必要なのは、どの程度の汚染がどこにあるかということ。汚染地図があれば、地区ごとに必要な政策を作れる。
ベラルーシ政府は日本政府と協力していく用意がある。
「福島の森:原発事故の除染進まず 荒廃で自然災害の可能性」 スギの苗木が整然と植えられていたはずの斜面が、人間の背丈より高い雑草でジャングルのようになっていたからだ。 確認できた苗木の高さは約80センチ、通常よりも生育が遅れているという。周辺には、セイタカアワダチソウやシダが覆うように生えている。 苗木には日光はほとんど当たらず、幹はやせていた。 雑草に負けて日光が当たらず、枯れてしまうからだ。林業関係者は「とける」と呼ぶ。 昨年度に予定していた約300ヘクタール分の苗木の下草刈りは実施できなかった。樹木が枯れると地盤が緩み、土砂崩れや鉄砲水を引き起こす可能性が高まる。 |
「荒れゆく山をどうするのか。住民の帰還が進むにつれ、それが心配だ」組合は、事故前まで引き受けていた郡内の森林管理の仕事を失った。
“とけゆく”苗木のそばで線量を測ると、毎時40マイクロシーベルト強。国が年間累積被ばく線量の目安とする1ミリシーベルトを1日で超える数値だ。
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