今夜しばしの時間楽しむのは、イタリア勢によるヘンデルのカンタータです。きくのは「Roberta Invernizzi Handel in Italy」(GLOSSA GCD P10002)と題されたアルバムで、ロベルタ・インヴェルニッツィをフィーチャーし、イタリア時代のヘンデルのカンタータ9曲を収録しています。インヴェルニッツィはお気に入りの歌手のひとりで、バッハの録音はすくないのですが、深みのある明るい声で、母音を美しく響かせて歌うイタリアの歌手です。共演はファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロと指揮)とラ・リゾナンツァ、および歌手3名。全員がイタリア人というわけではありませんが、「Handel in Italy」にふさわしいメンバーです。録音は2005年から2009年にかけておこなわれており、9曲のうちから2,3曲を選びきいていこうと思います。