今週後半はトレヴァー・ピノックとイングリッシュ・コンサートよる、木管楽器のための協奏曲を楽しんできました。1993年録音のCDには3曲の協奏曲が収録されており、これからきくのはデイヴィッド・ライヒェンバーグを独奏とする、オーボエ・ダモーレ協奏曲です。この協奏曲も復元協奏曲の中では人気があり、チェンバロ協奏曲第4番からの再構成です。近年の演奏とくらべてしまうと、第1楽章の愉悦感、スピード感などずいぶんちがいがありますが、ライヒェンバーグのオーボエ・ダモーレはすばらしく、惜しい人を早く亡くしたものです。
CD : 413 731-2(ARCHIV PRODUKTION)