今日きくのはズビグニェフ・ピルフの「Bach Romantique」から、ヴァイオリン編曲の無伴奏チェロ組曲の第1番(BWV1007)です。編曲は19世紀のヴァイオリン奏者、フェルディナント・ダヴィットで、楽譜をみるとじつに細かな指示が記入されており、一部は音がかえられています。ピルフは演奏にあたり、ダヴィットの出版譜だけでなく、当時の教則本などを参考にしたとのことです。録音(2023年)に使用されたのは、19世紀初期のフランスのヴァイオリン(ガット弦)で、ピッチはa1=432Hzです。
CD : ACD 337(Accord)