聖金曜日の夕べにきくのは、リチェルカール・コンソートによる「ヨハネ受難曲」(BWV245)。といっても、すでに第1部(CD1)を朝にきいているので、これからきくのは第2部(CD2)のみということになります。録音では1724年初演時の第1稿をもとに、第2稿からの第11曲のコラール付きアリアと第40曲のコラール合唱曲を挿入したものを採用。終曲の3曲は、第39曲の合唱曲、第2稿第40曲のコラール合唱曲に、ほんらいの終曲である第40曲のコラールが続くという構成となっています。
リチェルカール・コンソートの編成は、フランソワ・フェルナンデス(ヴィオラ・ダモーレ)、マルク・アンタイ(フルート)、そしてフィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバと指揮)といった錚々たる独奏者を含む23人。これに独唱者をふくむ合唱がパート2人の8人がくわわります。福音史家はハンス・イェルク・マンメル、イエスはマティアス・ヴィーヴェグが歌っています。録音には日本人が二人、秋葉美佳と近藤倫代(ともにヴィオラ)が参加していますね。録音は2010年です。
CD : MIR 136(MIRARE)