受胎告知の祝日(3月25日)にきくのは、ジャン・クロード・ツェーンダー(オルガン)によるコラール「輝く曙の明星のいと美わしきかな」。同名オルガン・コラールにはBWV763(真作性に疑義)、BWV764、BWV739がありますが、ここできくのはBWV764です。ツェーンダーの弾くのは、ハンブルクの聖ヤコビ教会のアルプ・シュニットガー・オルガン(1689年から1693年にかけて建造)。録音は2006年です。ちなみに、聖ヤコビ教会は、バッハの伝記には必ず登場する、ゆかりの教会で、1720年11月に同教会のオルガン奏者として採用試験を受けています。
CD : Carus 83.193(Carus)