復活節後第5日曜日にきくのは、フリッツ・ヴェルナーたちによるカンタータ「今までは汝らなにをもわが名によりて求めしことなし」(ERATO 2564 61401-2)です。このBWV87は1725年5月6日に初演。音楽はバスのアリオーソにはじまり、アルトのレチタティーヴォとアリア、テノールのレチタティーヴォ、バスのアリオーソ、テノールのアリア、そしてコラールと続きます。これらを歌うのは、ヘルタ・テッパー(アルト)、ヘルムート・クレープス(テノール)、フランツ・ケルヒ(バス)。管弦楽はプフォルツハイム室内管弦楽団で、コラールのみが出番の合唱はハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団です。録音は1959年とずいぶん古く、音の鮮度はあまりよくありません。