今宵楽しむのは、大江戸バロックの「コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ集 Op. 5」(ALM RECORDS ALCD-1135.1136)です。大江戸バロックは、いま本流できいている桐山建志のヴァイオリン、そして大塚直哉のチェンバロによるユニットで、同アルバム(2012年録音)には表題通りコレッリの作品5のヴァイオリン・ソナタ全曲を収録。近年の同曲集の録音では情趣色濃く鋭く切れ込むような演奏もありますが、桐山のヴァイオリンは、コレッリの伝えられるところの品格にふさわしい、さわやかで格調高い音楽をきかせます。気温も下がってきているので熱いお茶でも用意し、同アルバムから気のむくままに何曲か楽しむことにします。