毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




今年の夏はずっと南からの風だったのですが、今日はめずらしく東から風が吹いています。そもそも今年の南風は熱風という感じでもなく、乾いた風だったのですが、東の風ということでとても涼しさを感じます。もっとも暑いことにはかわりはありません。

さて、これからきくのは昨日に続き、中野振一郎のチェンバロによる「フランス組曲」(アルトニコル筆写譜)。このBWV813の特色は「のびやかな歌謡性」(『バッハ事典』)で、旋律美がきわだった舞曲に彩られています。

CD : COCQ-83827→38(コロムビアミュージックエンタテインメント)

COCQ-83827→38

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今週の月曜日から土曜日までは、「フランス組曲」を楽しむことに。チェンバロ演奏は中野振一郎によるもので、2001年4月の録音です。これからきくBWV812をはじめとし、「フランス組曲」はさまざまな筆写譜で伝承されていますが、中野が選んだのはアルトニコル筆写譜。バッハの弟子で娘婿でもあるアルトニコルの筆写譜は、「バッハの基本的なコンセプトに忠実と考えられ」(『バッハ事典』)ており、中野は「演奏者に18世紀的な『自由』を与えてくれ」(CD解説)るために選んだとのことです。

CD : COCQ-83827→38(コロムビアミュージックエンタテインメント)

COCQ-83827→38

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「主よ、汝のしもべの審きにかかずらいたもうなかれ」は、1723年7月25日に初演された、三位一体節後第9日曜日のためのカンタータ。このBWV105は、「ライプツィヒ第1年巻のうち、もっとも広く知られた作品のひとつ」(『バッハ事典』)ということですが、それほど録音があるわけでもなく、ここ10年ほどは新録がなかったと思います。これからきくヘレヴェーゲたちの演奏は、ヘレヴェーゲがまだヴァージンで録音していた時代のもので、シュリック、レーヌ、クルーク、コーイといった名歌手がソロを歌っています。

CD : 7243 5 62025 2 8(Virgin classics)

7243 5 62025 2 8

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