これからきくのは、1733年9月5日に初演された「われら心を配り、しかと見守らん」です。BWV213は、ザクセン選帝侯子フリードリヒ・クリスティアンの誕生日祝賀のための音楽劇で、選帝侯子をヘラクレスに見立て、王侯貴族がとるべき道を諭すという教訓的な劇です(寓話の作者はプラトンの友人プロディコス)。
この世俗カンタータは、このブログではすでに、レオンハルトやコープマンの演奏できいていますが、ここのところ声楽曲不足なので、あえてとりあげてみました。今回きくのは、ヤーコプスたちの演奏で、ベルリン古楽カアカデミー、リアス室内合唱団と、ベン・ヌン、ショル、テイラー、ヘガーによるものです。
CD : HMC 901939.40(harmonia mundi)