毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




収録順にきいているロバート・ヒルの「若きJ.S.バッハによるチェンバロ音楽」、これからきくのは「アンドレーアス・バッハ本」所収のBWV820です。「フランス様式の管弦楽組曲の、チェンバロによる試み」(『バッハ事典』)ということで、序曲にはじまり、アントレー、メヌエット、トリオ、ブーレー、ジーグと舞曲が続く構成。「リューネブルク時代のツェレでの体験に基づく可能性があるが、偽作とみる人も少なくない」(『同』)とのことです。

CD : CD92.102(Hänssler CLASSIC)

CD92.102

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午前中、かなりむし暑かったものの、午後になると雷鳴がきこえてきて、しばらくしてから予報どおり雨が降りだしました。これで暑さがずいぶん解消され、夜なったいまは、さらに気温も下がってきています。つまり、音楽をきくにはまずまずの気候でもあり、これからしばし休憩がてら、ジョヴァンニ・レグレンツィの音楽を楽しもうと思います。

レグレンツィは、1626年生まれのイタリアの音楽家。北イタリアの諸都市のみで活動し、1690年に亡くなっています。バッハは若き日に、このレグレンツィの作品を編曲したフーガ(BWV574bの初期稿)をつくっています。『バッハ事典』では、その原曲は不明となっていますが、どうやら作品2(1655年出版)の第11番「ラ・モンタルバーナ」が原曲のようですね。

これからきくのは、その作品2(レグレンツィがベルガモ時代に出版した「2声および3声のソナタ集」)から第1番「ラ・コルナータ」(3声ソナタ)です。演奏はアンサンブル・バロック・ド・ニースです(Ligia Digital Lidi 0301109-02)。きくならバッハの原曲、第11番「ラ・モンタルバーナ」なのでしょうが、CDにはこれは収録されていません。

Lidi 0301109-02

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今日の最高気温の予想は31度。昨日よりは下がりそうなのですが、かなりむし暑く、不快な日中になっています。週間予報をみても、いまは遠い台風の影響もあるのか、しばらくは秋らしい好天は期待できそうもありません。さて、ロバート・ヒルの「若きJ.S.バッハによるチェンバロ音楽」、今日はこのブログ4度目のBWV917です。このト短調のファンタジーは「メラー手稿譜集」に収められており、「偽作説もある」(『バッハ事典』)作品ということです。

CD : CD92.102(Hänssler CLASSIC)

CD92.102

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いつのまにか、虫の声がそこかしこからきこえるようになり、夜はめっきり涼しくなっています。日中はまだ真夏日が続いていますが、夜中は星空を眺めるにもよい気候で、昨日の未明には、金星と月がならんだ美しい夜空を眺めることができました。今日も昨日ほどではないにしろ、かなり接近しているのでしょうが、曇っているので今未明はだめかもしれません。

さて、今夜もまだまだ目覚めていなければならないので、ちょっとだけ音楽で休憩することにします。リムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」にしようか、ベタだけどヴィヴァルディの「夜」するか、と夜にまつわる作品をいろいろ思い浮かべて、けっきょく選んだのはサント・コロンブの組曲(GLOSSA GCD 920408)。夜には無関係ながら、夜中きくにふさわしい音楽です。

GCD 920408

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月曜日からきいているロバート・ヒルの「若きJ.S.バッハによるチェンバロ音楽」、今日これからきくのはBWV832です。このイ長調の組曲は、アルマンド―トランペットのためのエール―サラバンド―ブーレー―ジーグというの舞曲構成で、はじめの2曲が「メラー手稿譜集」で、ほかは18世紀後半の手稿譜で伝承されています。

CD : CD92.102(Hänssler CLASSIC)

CD92.102

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今日もきくのは、ロバート・ヒルの「若きJ.S.バッハによるチェンバロ音楽」からで、BWV967です。このイ短調のソナタは「メラー手稿譜集」で伝承されており、「作曲者不明の二重奏ソナタ(ソロとクラヴィーアのための)の第1楽章の編曲」(『バッハ事典』)。ジャン・クロード・ツェーンダーの研究によると、リューネブルク時代の作品とのことですが、偽作の疑いもあるようです。

CD : CD92.102(Hänssler CLASSIC)

CD92.102

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今週は、ロバート・ヒルの「若きJ.S.バッハによるチェンバロ音楽」から、未聴の作品を収録順にきいています。これからきくのは「メラー手稿譜集」に収められている、「第3旋法によるプレリュードとパルティータ」。プレリュード(プレルーディウム)にはじまり、舞曲が続くという作品ですが、同じような構成の「イギリス組曲」や「パルティータ」とちがい、舞曲にブーレーがふくまれていません。なお、このBWV833には、「偽作とする説もある」(『バッハ事典』)とのことです。

CD : CD92.102(Hänssler CLASSIC)

CD92.102

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今週きいていくのは、ロバート・ヒルによる「若きJ.S.バッハによるチェンバロ音楽」です。この録音は、「メラー手稿譜集」と「アンドレーアス・バッハ本」に筆写されている、バッハの初期の鍵盤作品を集めたもの。すでに「若きJ.S.バッハ……」からは、BWV896とBWV944をきいていいるので(ともに2008年6月)、のこりの7曲を収録順にきいていく予定です。今日きくのは、「最愛の兄の旅立ちに寄せて」と題された変ロ長調のカプリッチョ。このBWV992は「メラー手稿譜集」によって伝承されています。

CD : CD92.102(Hänssler CLASSIC)

CD92.102

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カフェ・ツィマーマンによるブランデンブルク協奏曲を、水曜日から番号順にきいてきました。昨日は第4番だったので、順番だと今日は第5番なのですが、これはすでにきいていいます。したがって、これからきくのは変ロ長調の第6番ということになります。このBWV1051は、「種々の楽器のための協奏曲集」シリーズの第5巻に収録されており、カフェ・ツィマーマンは、すべてのパートを1名という編成で演奏しています。なお、解説書の演奏者一覧に、「Pablo Valetti premier violon」(第1ヴァイオリン)とありますが、これは「Premier alto」(第1ヴィオラ)の誤記だと思われます。

CD : Alpha 168(Alpha)

Alpha 168

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カフェ・ツィマーマンによるブランデンブルク協奏曲は、全6巻からなる「種々の楽器のための協奏曲集」シリーズに、各巻1曲ずつ収録されており、今週の水曜日からそれらを番号順にきいています。今日これからきくのはト長調の第4番で、同シリーズの第3巻(2004年録音)に収録されています。カフェ・ツィマーマンはこのBWV1049を、コンチェルティーノ(ヴァイオリンと2部のリコーダー)はもちろん、リピエーノ(2部のヴァイオリンとヴィオラ)と通奏低音(チェロ、コントラバス、チェンバロ)もパート1名という編成で演奏しています。

CD : Alpha 071(Alpha)

Alpha 071

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カフェ・ツィマーマンによるブランデンブルク協奏曲、今日きくのはト長調の第3番です。このBWV1048は、「種々の楽器のための協奏曲集」シリーズの第2巻(2003年録音)に収録されており、カフェ・ツィマーマンはこれをパート1名という編成で演奏しています。なお、第2楽章のアダージョは、2和音のみのさらりとした演奏です。

CD : Alpha 048(Alpha)

Alpha 048

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昨日からききはじめた、カフェ・ツィマーマンによるブランデンブルク協奏曲。昨年9月1日にきいた第5番をのぞき、番号順にきいていく予定です。これからきくのはヘ長調の第2番。このBWV1047は、「種々の楽器のための協奏曲集」と題されたシリーズ第4巻に収録されており、録音は2008年です。カフェ・ツィマーマンは、リピエーノをパート1名という編成で演奏しています。

CD : Alpha 137(Alpha)

Alpha 137

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カフェ・ツィマーマンの6巻からなる「種々の楽器のための協奏曲集」シリーズの収録曲を、参考までにBWVの番号順にまとめてみました。原曲が現存する編曲作品、断片、他者の作品をのぞき、各巻にちらばってはいますが、すべての管弦楽曲が収録されています。チェンバロのための協奏曲は、一部は復元協奏曲(BWV番号の斜体がそれ)として収録しています。BWV1055のみ、オリジナルと復元の両協奏曲を収録。

「種々の楽器のための協奏曲集」シリーズ収録曲一覧

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一昨日、昨日と、このブログで未紹介だったカフェ・ツィマーマンによる管弦楽組曲を楽しみました。その管弦楽組曲が収録されていた「種々の楽器のための協奏曲集」と題されたシリーズ(全6巻)には、ブランデンブルク協奏曲も各巻1曲ずつ収録されており、このさいなのでそれらもきいておこうと思います。なお、第5番は昨年にきいていますので、それをのぞく5曲を、第1番から順に楽しむことにします。

ヘ長調の第1番は、「種々の楽器のための協奏曲集」第6巻に収録。このBWV1046の楽器編成は、ホルン(コルノ)2部、オーボエ3部、ファゴット、ヴィオリーノ・ピッコロ、ヴァイオリン2部、ヴィオラ、チェロ、通奏低音(とヴィオローネ・グロッソ)というもので、カフェ・ツィマーマンはこれを、ヴァイオリンを6、ヴィオラを2、チェロを2、ほかは通奏低音(チェンバロとコントラバス)をふくめ各1で演奏しています。

CD : Alpha 181(Alpha)

Alpha 181

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昨日予告したとおり、今日きくのは、カフェ・ツィマーマンによる管弦楽組曲の第4番です。このBWV1069の編成([数字]はカフェ・ツィマーマンの編成で、数字のないものは各1)は、トランペット3部、ティンパニー、オーボエ3部、ファゴット、ヴァイオリン2部[6]、ヴィオラ[2]、通奏低音(チェロ[2]、コントラバス、チェンバロ)というもの。序曲でのトランペットが痛快です。

CD : Alpha 181(Alpha)

Alpha 181

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