毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




午前中はまずまずの天気だったのですが、午後からは予報どおりに雨。正午まわったころに一時的な豪雨があり、そしてまた夕方からは雷雨で、それがいまも続いています。雷は遠くなので、こうしてPCでの作業ができていますが、ちょっと異常な感じの天気です。

さて、今日と明日きくのは、カフェ・ツィマーマンによる管弦楽組曲。カフェ・ツィマーマンは、「種々の楽器のための協奏曲集」と題されたシリーズを6巻録音しており、第2巻にBWV1066(第1番)、第3巻にBWV1067(第2番)、第5巻にBWV1068(第3番)、第6巻にBWV1069(第4番)を収録しています。

このうちBWV1066とBWV1068は昨年4月にきいているので、今日はのこる2曲からBWV1067(2004年録音)を楽しみます。フルート(ディアナ・バローニ)はもちろん、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音のチェロ、コントラバス、チェンバロと、すべて1名での編成。

CD : Alpha 071(Alpha)

Alpha 071

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「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」は、1724年9月3日に初演された、三位一体節後第13日曜日のカンタータ(全6曲)。このBWV33は、コンラート・フーベルトの同名コラールによる、いわゆるコラール・カンタータで、第1曲と第6曲の歌詞は、原コラールの第1節と第4節からとられています(第4曲レチタティーヴォの歌詞の一部は原コラール第3節から引用)。第1曲のリトルネッロでは、アントーニオ・ヴィヴァルディを想起せるところがあり、ちょっとどきっとさせられます。これからきくのは、トン・コープマンたちによる演奏(2000年録音)です。

CD : CC 72213(Challenge Classics)

CC 72213

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今週はサイモン・プレストンのオルガンですごしましたが、今日もオルガンの響きを楽しみます。といっても、きくのはオリジナルのオルガン作品ではなく、「クラヴィーア練習曲集  第2巻」に収録された「フランス様式による序曲」のオルガン編曲です。演奏と編曲はハンスイェルク・アルブレヒトで、フライベルク生まれのオルガン奏者。1981年から1991年までドレスデン十字架合唱団に在籍していたらしく、カール・リヒター、テーオ・アダム、ペーター・シュラヤーらの後輩ということになります。そういう縁からというわけではないのでしょうが、リヒターが創設したミュンヘン・バッハ管弦楽団と合唱団の芸術監督もつとめています。

さて、このアルブレヒトの録音には、BWV831のほかに、BWV29のシンフォニア、BWV1004のシャコンヌ、BWV971(イタリア協奏曲)、BWV582(パッサカリアとフーガ)が収録されています。オリジナルのオルガン作品はBWV582だけで、のこりは編曲です。シンフォニアはマルセル・デュプレの、シャコンヌはアルノー・ ラントマンの、イタリア協奏曲はアルブレヒトの編曲です。なお、この録音でのオルガンは、ハルセヴィンケルのパウルス教会のそれで、ミューライゼン社製。序曲の導入部における壮大な響きはオルガンならではで、それぞれの舞曲も、レジストレーションに変化をつけておもしろくきかせてくれます。

CD : OC 634(OEHMS CLASSICS)

OC 634

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