エリザベス・ファーのチェンバロによるクラヴィーア独奏のための協奏曲。2008年録音の「J.S.BACH: Concertos for Solo Harpsichord (Complete)」に収録された16曲中、原曲がヴィヴァルディとマルチェッロ兄弟をのぞいた8曲を番号順にきいてきました。のこる協奏曲はニ短調のBWV987のみで、これはヴァイマールのヨーハン・エルンスト公子のヴァイオリン協奏曲をバッハが編曲したものです。ちょっと多感様式を感じさせる協奏曲は、公子の才能をよくあらわす力作といえるでしょう。
CD : 8.572006-07(NAXOS)