今日から明後日までは、ニコラウス・アーノンクールの追悼として、ガンバ・ソナタをきくことにします。音源は、1968年に録音されたアルバムで、ガンバ・ソナタ3曲と、ガンバ・ソナタと同一音楽のトリオ・ソナタが収録されています。これからきくのは、番号順(収録順)にソナタ第1番(BWV1027)。ヴィオラ・ダ・ガンバはもちろんアーノンクール、チェンバロはヘルベルト・タヘツィです。
ところで、このアルバムの表紙の絵画は、先日きいたエマニュエル・ギーグとブルーノ・プロコピオによるアルバムと同一です。ガンバをひく女性は、ルイ15世の王女で、アンリエット・アンヌ・ド・フランス。作者は、肖像画家ジャン・マルク・ナティエです。音楽を好んだというアンリエット王女ですが、その肖像画が、はるか未来にこうしてアルバムの表紙を飾るとは思ってもなかったでしょう。
CD : 0630-13583-2(TELDEC)