今日これからきくのは、昨日からききはじめたピート・ケーの「Piet Kee plays Bach Vol.1 On the Müller organ of St Bavo, Haarlem」から、ハ長調のプレリュードとフーガ(BWV531)です。ケーは1927年生まれのオランダのオルガン奏者で、今年、つまり2018年の5月25日に亡くなっています。鈴木雅明のオルガンの師でもあり、なにより即興演奏の大家としてよく知られた奏者です。ケーは教会オルガニストの伝統に根ざしたうえで、演奏や作曲活動をおこなった奏者で、この録音でもけっして奇をてらうことのない堅実な演奏をきくことができます。アルバムは1988年に録音されており、そのオルガン奏者でもあったハールレム聖バフォ教会のクリスティアン・ミュラー・オルガンが使用されています。
CD : CHAN 0506(Chandos Records)