毎日バッハをきいていこう!

一日一バッハ




これからきくのは、トレヴァー・ピノックのチェンバロで、プレリュードとフーガ第9番(「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」)です。この第9番(BWV854)は、おだやかさ(プレリュート)と活発さ(フーガ)が対照的で、短いながらもとても楽しめる佳品。ピノックの使用楽器は、デイヴィッド・ウェイの1982年製のチェンバロで、録音は2018年8月と2019年1月です。

CD : 00028948384365(Deutsche Grammophon)

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今日は復活節後第5日曜日にあたりますが、きくのはカンタータではなく、ここのところ番号順にきいている、トレヴァー・ピノックによる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」です。で、これから楽しむのはプレリュードとフーガ第8番(BWV853)。録音は2018年8月と2019年1月で、使用楽器はデイヴィッド・ウェイの1982年製のチェンバロ(アンリ・エムシュにもとづく)です。フーガは3声ですが、淡々と、しかし深い情趣をたたえて展開されていきます。

CD : 00028948384365(Deutsche Grammophon)

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これからきくのは、「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」から第7番のプレリュードとフーガ(BWV852)。これまでの6曲と同じく、トレヴァー・ピノックが2018年8月と2019年1月に録音したもので、デイヴィッド・ウェイの1982年製のチェンバロの響きも、じつに美しくとらえられています。元気のよいフーガは、ピノックのいきいきした音楽づくりとあいまって、とても楽しめます。

CD : 00028948384365(Deutsche Grammophon)

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どんよりした朝にきくのは、トレヴァー・ピノックによるプレリュードとフーガ第6番(「平均律クラヴィーア曲集 第1巻)。弾いているのはこれまでと同じく、デイヴィッド・ウェイの1982年製のチェンバロ(アンリ・エムシュにもとづく)で、録音は2018年8月と2019年1月におこなわれています。

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受難節にでも紹介しようと思っていた礒山雅博士の遺作『ヨハネ受難曲』(筑摩書房)。この『ヨハネ受難曲』は、博士論文「J・S・バッハの『ヨハネ受難曲』―その前提、環境、変遷とメッセージ―」の一般読者むけとでもいうべきもの。国際基督教大学に提出された学位論文(「内容要旨と審査結果要旨」による)の章立てと、『ヨハネ受難曲』のそれが同一なので、学位論文とはさほど大きなちがいはないとみられます。つまり、一般読者むけとはいえ、かなり専門的で、濃い内容であるこということです。とばし気味に読むというより、じっくり読むバッハ本ということになります。

個人的に興味深かったのは、第3部第10章の「《ヨハネ受難曲》第二稿」です。第2稿による録音が増えるなか、その解説書ぐらいしか概説がなかったのですが、この本では概説とともに、第2稿のみ採用の楽曲の歌詞および音楽についてのまとまった解説があり、愛好家にとっても価値は高いと思います。この労作でざんねんなのは、多くの愛好家が期待していた演奏史について、記述がないことでしょう。一般読者にむけてというなら、それは必須といえるのでしょうが、著者が亡くなっているので、それはもう望むことはできません。

ヨハネ受難曲

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これからきくのは、「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」のプレリュードとフーガ第5番(BWV850)。これまでと同じく、トレヴァー・ピノックのチェンバロで楽しみます。録音は2018年8月と2019年1月。ピノックはデイヴィッド・ウェイの1982年製のチェンバロ(アンリ・エムシュにもとづく)を弾いています。この第5番は5月らしい爽やかな朝にふさわしく、ピノックの伸びやかなチェンバロにもぴったりです。

CD : 00028948384365(Deutsche Grammophon)

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今日これからきくのは、トレヴァー・ピノックのチェンバロで、プレリュードとフーガ第4番(「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」)です。ピノックの奏するところの、3つの主題による5声のフーガでは、声部間の見通しがすっきりしていて、さすがという感じです(録音もよいのでしょう)。ただ、個人的にはプレリュードもフーガも、すっきり、さっぱりしすぎているようにも。とはいえ、アンリ・エムシュ・モデル(デイヴィッド・ウェイの1982年)を選んだピノックの趣味や個性の反映として、ここではその演奏をじゅうぶん楽しむことにしたいと思います。録音は、2018年8月と2019年1月です。

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これからきくのは、トレヴァー・ピノックによるプレリュードとフーガ第3番(「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」)。デイヴィッド・ウェイのチェンバロ(1982年)を弾いての録音は、2018年8月と2019年1月におこなわれています。ピッチはA=392Hz。これは、バッハのケーテン時代の一般的なピッチあわせたとのことです。第3番(とくにフーガ)はピノックとの相性もよく、とても楽しめますね。

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昨日からききはじめた、トレヴァー・ピノックによる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」。昨日の第1番に続き今日きくのは、番号順どおり第2番(BWV847)です。使用楽器は、デイヴィッド・ウェイの1982年製のチェンバロで、アンリ・エムシュのそれにもとづいています。録音は2018年8月と2019年1月です。

ちなみに、ピノックの録音歴は、CRD Recordsでの1970年代からはじまるわけですが、バッハのものとしては、同社のスティーヴン・プレストン、ジョルディ・サヴァールとの「フルート・ソナタ集が最初のものだっと記憶しています。そこからしてもすでに40年以上の経歴があるわけですね。

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今日からしばらくのあいだきいていくのは、トレヴァー・ピノックのチェンバロによる「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」です。同曲集の録音は2018年8月と2019年1月なので、1946年生まれのピノックにとっては、70歳をこえてからの同曲集の録音となります。使用楽器は、デイヴィッド・ウェイの1982年製のチェンバロ(アンリ・エムシュにもとづく)。調律は不等分律(ピノックと調律師のサイモン・ニール)で、A=392Hzです。これからきくのは第1番(BWV846)。明日以降も、収録順でもある番号順にどおりに楽しんでいきます。なお、今日は復活節後第4日曜日です。

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今日これからきくのは昨日にひき続き、マルグレート・ケルとルカ・ピアンカによるリュート曲で、プレリュード、フーガとアレグロ(BWV998)です。ケルはインスブルックでハープを学んだ奏者。この録音(2008年)で使用しているのはトリプル・ハープ(3列弦のハープ)で、バルベリーニ・ハープにもとづく、エリク・クラインマンの2007年製です。ピアンカは1958年生まれのスイスのリュート奏者。使用楽器はリュック・ブレトンの2000年製のリュートです。

CD : Passacaille 958(Passacaille)

Passacaille 958

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今日と明日きくのは、マルグレート・ケル(トリプル・ハープ)とルカ・ピアンカ(リュート)による2曲のリュート曲です。まず今日きくのはパルティータ(BWV997)。プレリュード、フーガ、サラバンド、ジーグ、ドゥーブル(ジーグの変奏)を、ハープとリュートで演奏しており、リュートだけではだせない、強いダイナミクスで音楽を楽しめます。録音は2008年です。

CD : Passacaille 958(Passacaille)

Passacaille 958

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これからきくのは、ロレンツォ・ギエルミとラ・ディヴィナ・アルモニアによる、フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための協奏曲です。同じ編成の協奏曲としては、ブランデンブルク協奏曲第5番(BWV1050)がありますが、ここできくのはBWV1044のほうです。独奏者は、フルートがジャン・デ・ウィネ、ヴァイオリンが平崎真弓、チェンバロがギエルミ。ラ・ディヴィナ・アルモニアは6人で編成されており、ヴァイオリンには益田弥生の名も。ギエルミたちの演奏からは、突出した個性は感じられませんが、とても質の高いもので楽しめます。録音は2015年です。

CD : Passacaille 1019(Passacaille)

Passacaille 1019

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どんよりした朝にきくのは、ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)とラ・ディヴィナ・アルモニア、そして平崎真弓(ヴァイオリン)による、ヴァイオリン協奏曲第2番(BWV1042)です。平崎は、2006年の第15回J.S.バッハ国際コンクールの、ヴァイオリン/バロック・ヴァイオリン部門で2位(ヴァイオリン)を獲得。近年はコンチェルト・ケルンのコンサート・ミストレスを務めています。

CD : Passacaille 1019(Passacaille)

Passacaille 1019

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これからきくのは、ロレンツォ・ギエルミ(チェンバロ)とラ・ディヴィナ・アルモニア、そしてアリーチェ・ロッシ(ソプラノ)による「悲しみのいかなるかを知らず」(BWV209)です。このカンタータは「送別」の機会のためとみられ、バッハのなかでは例外的なイタリア語の歌詞によっています。ロッシは、1992年生まれのイタリアの歌手。両親ともジャズ・ミュージシャンで、はじめての音楽の手ほどきは両親によってなされたということで、このカンタータをとても伸びやかに歌っています。

CD : Passacaille 1019(Passacaille)

Passacaille 1019

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