今日これからきくのは、ロンドン・コンコード・アンサンブルによるブランデンブルク協奏曲第5番です。先週からきいてきた「J.S.Bach Concertos - London Conchord Ensemble」(Champs Hill Records CHRCD014)に収録されたもので、録音は2006年。独奏はフローリアン・ウーリヒ(ピアノ)、ダニエル・ペイルソープ(フルート)、マヤ・コッホ(ヴァイオリン)の3人で、弦楽と通奏低音は4人という編成です。近年ではこの協奏曲のチェンバロ・パートをピアノで弾くのは珍しくなっていますが、この録音はその珍しい一例。アプローチによっては、チェンバロでなくてもかまわないわけで、近年の貴重な演奏といえるかと思います。
ところで、ヴァイオリンのMaya Kochの表記については、これまで英語発音で近い「コーク」としてきましたが、両親がドイツ人と日本人ということで、「コッホ」と表記を改めました(過去の記事も修正)。日本のメディアでの表記も「コッホ」のようです。カールスーエ、パリ、ロンドンで学んでいるので、「コッホ」「コーク」「コーチ」と、いろいろな発音で呼ばれているのかもしれませんが。