大相撲初場所千秋楽
○里山(6-9) 押し出し ●芳東(よしあずま) 東幕5
○旭南海(5-2)上手投げ ●若荒雄(わかこうゆう)東十14
日本中が注目、またモンゴルでも大きな関心を集めた一番。
白鵬が、朝青龍を破り6回目の優勝。
「重圧を誇りにかえました」
近頃まれにみる、力のこもった、いい相撲だった。
十両では、また新しいスターが生まれた。
関取になってはじめて里山と対戦した栃ノ心が12勝3敗で十両優勝を果たした。
時間です。
場内アナウンスで里山が紹介されると、
館内から「さとやま~」の声援が何度か飛ぶ。
どうなる?里山の来場所の番付 放送席アナウンス
「東の12枚目で5勝9敗とすでに負け越している里山、芳東も幕下ですでに負け越しています。里山の、ま、来場所の幕下陥落は、まぬかれない状況になっておりますが、ま、ここはなんとか来場所の番付をすこしでも上にという里山の千秋楽の土俵になります。
平成18年初場所が新十両で幕の内も二場所つとめましたが、ま、首をいためました。今場所は場所の途中に右のひざ、筋肉もいためました。
小さい体で必死に土俵をつとめます里山」。
行司: 木村要之助
「時間です」
「まったなし」
長身の芳東(よしあずま)196.0cm 165.5kg
里山1 77.0cm 121.0kg
仕切り線の内側に左のこぶしをついて、
右のこぶしを前後にゆすってタイミングをとる里山の立ち合い。
以前の、ゴンと右こぶしを真上から打って立つ立ち合いから変わった今場所。
幕の内でも真っ向勝負をつらぬいた里山の当たりは顕在だ。
芳東、腰をうかされ、後ろへ飛ばされた。
その立合いでは里山には勝てない、芳東。
無理に腰をかがめるような芳東の押し、
そのうでをたぐって、いなす里山。
すばやく右にまわりこむ里山の動きに、付いていけないド、芳東。
里山、もう一度、相手の長い右腕をたぐっていなし、そのまま横から押し出した。
芳東は里山のうまさに翻弄されて完敗、といってよいだろう。
東 十両十二枚目
里山
6勝9敗
初日 ● 寄り切り 栃ノ心
2日目 ● 押し出し 木村山
3日目 ● 叩き込み 玉鷲
4日目 ○ 肩透かし 将司
5日目 ● 押し倒し 若荒雄
6日目 ● 押し出し 北勝国
7日目 ○ 肩透かし 安壮富士
中日 ● 引き落とし 栃栄
9日目 ● 押し倒し 片山
10日目 ● 押し出し 駿傑
11日目 ● 寄り倒し 白馬
12日目 □ 不戦 栃乃花
13日目 ○ 押し出し 豊桜
14日目 ○ 上手出し投げ 北桜
千秋楽 ○ 押し出し 芳東
旭南海
○-○-●-○-●○----○ 5勝2敗
里山、十両・幕内全星取り表
2006
1月 ①●②●③ ④●⑤●● ⑥⑦●⑧⑨ 西13枚目新十両
3月 ①②●●● ③●④⑤● ●⑥⑦⑧⑨ 西8枚目
5月 ①②③●④ ●●●⑤● ●⑥●●⑦ 東4枚目
7月 ①●●●② ③④⑤⑥⑦ ●⑧⑨●● 西4枚目
9月 ●①●●● ●●●②● ③④●⑤⑥ 東2枚目
11月 ●①②●③ ④⑤⑥⑦● ●⑧●■休 西5枚目
2007
1月 ●①②③● ●④●⑤● ●●⑥⑦● 東3枚目
3月 ①②③④⑤ ⑥●⑦⑧⑨ ●⑩⑪●⑫ 東4枚目(優勝)
5月 ●①●●● ●●②③④ ⑤●⑥●⑦ 西前頭12枚目
7月 ●①●●● ②●●●● ●●●●● 西前頭12枚目
9月 ●①②□④ ●●●●● ⑤●●●⑥ 西十両5枚目
11月 ●①●●● ●②③④⑤ ●●●⑥● 東十両9枚目
2008
1月 ●●●①● ●②●●● ●□④⑤⑥ 東十両12枚