奄美大島南部 瀬戸内町古仁屋(せとうちちょう こにや)港の公園の土俵 向かいに海の駅がある。奄美大島の土俵めぐりをしているが、その中でも一番大きな屋根の土俵。シートでおおわれた土俵の周りの日陰では、涼を求めてきた人たち?の語らいが。
東幕14 里山 1勝1敗 ○寄りきり ● 0勝2敗 十文字 西幕13
西十12 市原0勝3敗 ● 引き落とし○旭南海3勝0敗 西十9
===ソクホー15:48
まったのあとの仕切り。
里山、左手をつき、立とうとして
腰を浮かしたまま動きが止まった。
相手の十文字と、間が合わない。
そこに、行事の声がおおいかぶさるように「手をついてっ!」
といったので、里山、腰をおろすことなく、そののまま立った。気合いがのっていた。
立会い、フェイントぎみに頭を下げる動きに十文字は、驚いたように、上から押さえつけようとしたが、里山、今日は一気に攻めきり、まっすぐに寄り切った。十文字は何もすることができずに土俵をわる。「復活が望まれる」里山、「この相撲ですよねえ」と放送席岩佐さんは言った。里山はこころの中でガッツポーズをしたように見えた。