『わたしの源氏物語』 (集英社文庫) 瀬戸内 寂聴 google
買って読み始めて、気がついたのですが、この本は、たしか昔に読んだような記憶が・・・(いかん!ボ○のハジマリカ?)
それでも新たな気分で読んでしまいました。(原文はおろか完訳も読んだことはないのですが)
原文は、Web でも読めます。
源氏物語の世界 ローマ字 現代語訳 つき
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桐壺(きりつぼ)
第一章 光る源氏前史の物語
第一段 父帝と母桐壺更衣の物語
いづれの御時にか、女御(にょうご)、更衣(こうい)あまたさぶらひたまひけるなかに、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり。
はじめより我はと思ひ上がりたまへる御方がた、めざましきものにおとしめ嫉みたまふ。
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与謝野晶子(1878-1942) 訳
どの天皇様の御代であったか、女御とか更衣とかいわれる後宮がおおぜいいた中に、最上の貴族出身ではないが深い御愛寵を得ている人があった。
谷崎潤一郎(1886-1965) 訳
「何という帝(みかど)の御代のことでしたか、女御や更衣が大勢伺候していました中に、たいして重い身分ではなくて、誰よりもときめいている方がありました・・・」
円地文子(1905-1986) 訳 検索中 以下同じ
田辺聖子(1928年-)
瀬戸内寂聴(1922-)
橋本 治(1948年-)