『グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業』 (幻冬舎新書) 夏野 剛 google
『バカの壁」 (新潮新書) 養老 孟司 (新書 - 2003/4/10)いらいだろうか、
タイトルにバカのつく本が増えた気がする。
最近読んだ本では、『理系バカと文系バカ』 (PHP新書) 竹内 薫 嵯峨野 功一 (新書2009)。
(バカチイウ人がDoバカDoアルガ)ちう感じで,あれだった。(買って読むほうも・・・)
ウェブ関係では、『ウェブはバカと暇人のもの』 (光文社新書) (新書) googleがあるが、これは読まない。
ほかに、参考 『思考・発想にパソコンを使うな』 (幻冬舎新書) (新書) 増田 剛己 (著) google
このブログを始めた2004年ごろは、ウェブ2.0という言葉が流行っていた。
あれは、どうなったのだろう。
いまは、クラウドコンピューティングという概念が注目されている。
しかし、本書は、そうした先端のIT環境や技術について述べるのを目的とはしていない。
クラウドコンピューティング
cloud computing データのリソース(=情報資源=ハードウェア、ソフトウェアを動作させるのに必要なCPUの処理速度やメモリや、ハードディスクの容量など)を「雲」としてイメージされるインターネットのサーバー経由で利用する環境、またはその利用スタイル。例、Google Apps や Gメール(これからのインターネットのありかたを考える上で重要な概念だ。ほかでも応用ができそうだ)
むしろ、それをウェブビジネスに使いこなす側の人間の意識について多くが述べられている。
かいつまんでいうと、ウェブについての幻想を捨てよ(捨ててよいのは幻想だけだ。正しく理解せよ)。
リアルビジネスでだめな人はウェブでもだめ
ウェブを「使えていない人」が多いことを言い訳にするな。
企業トップのネットにたいする無理解
「使えていない」無難な人がトップや幹部になりやすい企業や組織の風土は不幸だ。おざなりな対応では、消滅の運命にある。
それでは、何をすれば?と問うても、本書の答えは書いていない。
多分、著者に。「自分で考えよ」と言われるだろう。
著者は、「いますぐ英断を」と言って最後に「日本の未来は明るい」という。
====『2011年 新聞・テレビ消滅』(佐々木 俊尚・著 文春新書 につづく