大相撲九州場所 初日 goo大相撲
東十7 旭南海1勝0敗 ○ 押し倒し ● 境澤0勝1敗 西十7
東幕9 里山 0勝1敗●押し出し○1勝0敗 佐田の富士 西幕9
立ち合い
十両へ向けて、気合の表情です、佐田の富士。
仕切りの仕草からも、場所前の稽古十分の充実感がうかがえます。
幕の内経験者の里山は、二場所つづけて体調万全でむかえた初日、表情を変えませんが、落ち着いた仕草からは、ゆとりも感じられます。
時間です。
先場所同様、先に腰をおろしたのは里山です。
しかし、佐田の富士、先場所空振りした諸手突きを反省したのか、張り差しの格好です。
里山が一歩先に踏み込みますが、佐田の富士は突っ張りの回転を速め応戦、里山の潜り込みを防ぎます。
ここでも先場所の反省が生きています、佐田の富士です。
佐田の富士の突っ張りの回転が速いため、里山は、腕をたぐってバランスを崩す、得意の攻めのタイミングが見出だせません。
それでも、前に出る里山、今場所も体調は万全とみた。が、佐田の富士の突っ張りは、左右にも揺れて、里山に攻撃の糸口を与えません。
押しつ、押されつ、動きのある激しい攻防に館内から歓声が起こります。
初日の土俵をひきしめる、両者気迫のこもった見ごたえのある相撲です。
両者動きが止まって、ここからですね、里山が佐田の富士の腕をひねって、前に押して出るんですが、いまひとつ、押し切れませんでしたねえ、おじやまさん、ここを、どうごらんになりましたか。
そおですね、その前の攻防での佐田の富士の突っ張りですね、
ええ、
これがこのお、じつにですね、サトウさん。
はい、
先場所は、里山に完全に動きを読まれましたからね、佐田の富士。
そうでしたね、はい。
今日は、佐田の富士、落ち着いて里山の動きを見てましたね、
ほう、そうですか、動きは激しかったように思うんですが、
そうですがね、里山の腕ひねりや、前褌を取る動きを警戒してですね、逆に相手の手首をつかんで封じていますね。はい。
なるほど、あ、ここですね
ええ、佐田の富士は、里山をよく研究していますね。
はい、十両への執念を感じさせる、両者ひじょうに見ごたえのある、いい一番でした。佐田の富士、初日、白星スタートです。
東幕7 上林 1勝0敗 ○叩き込み● 0勝1敗 薩摩響 東幕8
薩摩響(奄美大島宇検村)、立ち合い直後、相手の引きにあっけなく、土俵に両手を付いた。
東三7 若三藤 0勝1敗 ● 下手投げ○ 1勝0敗 薩喜海 西三6
1時からのBS大相撲中継、オープニング後の最初の取り組み。
四場所ぶりの十両復帰を目指す薩喜海(さつきうみ)喜界町、
ふわっとした立ち合い
うまく左にまわって、すぐに左下手をとり、
そのまま195キロの若三藤を、土俵にたたきつけるような下手投げが鮮やかに決まって館内から、ウオーッという歓声がおこった。
180.5センチ 99.8キロの薩喜海とは、倍近い体重差。