キダチハマグルマ (木立浜車).
キク科 ハマグルマ属
学名 Wedelia biflora
九州南部、南西諸島からアジア、アフリカ、豪州の熱帯に分布。
同じつる性のグンバイヒルガオなどと海浜の最前線を争うように、群生している。
海岸の後ろの林や岩場などでもつるを伸ばして生えている。
似ているとされる「アメリカハマグルマ」とは、葉の形や花の咲き方がだいぶ違うので容易に見分けがつく。
「ハマグルマ」は「ネコノシタ」の別名で、
和名のキダチハマグルマ(木立浜車)は、ネコノシタ(猫ノ舌 葉のざらつきの質感から)に近縁の亜低木であることから付いた名前。
つる性亜低木(または半低木 亜灌木(あかんぼく)ともいわれ、地を這う茎は硬く、下部は木質化している。茎の先の方はやわらかい草質。
ほかの海浜植物を覆うよう生えているので、葉と花が同じ個体であるかよく確かめて撮影。
花の並び方のおもしろい構図を切り取って撮影。
つる性の茎は全体には海にむかって伸びているが(川に向かう集団もある)、中にはクロスしたり、逆の山手の方へ伸びているのもあり理解は一筋縄では行かぬ。