セミの声に、諸行無常の響きはあるか。
この時期、野外での録画は、セミの音を避けるのは容易ではない。
セミの声は、深夜の雨に日でも聞くことがある。
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ここは、海に面した山すそを埋め立てた造成地の側溝。
蜘蛛巣にかかった虫たちが数匹。食べてしまって残った蜘蛛の巣の白いかたまりもいくつかある。
数カット、計約8分間撮影したビデオを、約半に分編集カットした。
しかし、できた”作品”に、起承転結をともなった物語性がない。
そこで全編をつらぬくセミの声に注目?してタイトルを諸行無常の響き、とした。
諸行無常の響も、娑羅雙樹の花の色も盛者必衰のことわりも、マイナスへの変化ばかりでなく、プラスへの変化の意味もある、とラジオで言っていたのを思い出したので。盛者でないものは気楽でございます。つづく。