龍馬は和歌(うた)で日本を変えた [単行本]
原口 泉 (著)
単行本: 255ページ
出版社: 海竜社 (2010/04)
活字が大きく、速読の練習のつもりで読んでみた。
和歌の勉強にはなったかな。
龍馬にかこつけて、小松帯刀や桐野利秋(人斬り半次郎)はじめ、薩摩の武士たちの教養の高さや、薩摩の文化を礼賛しすぎではないかとの批判をかわすべくだろうか、本書の最後で、江戸の庶民が薩摩の殿様や「芋侍」をからかった戯れ歌などを紹介することによってバランスをとっている。
バランスといえば、鹿児島の学者にとって奄美のことについて述べるには、それなりの気を使うものと思われる。全国向けのTVなどでは、奄美の歴史のことは無視される場合がほとんどだが、本書では奄美の島唄の「歌は半学」(共同作業唄)にもさらりと触れられている。(P64)
「歌は半学」は奄美や沖縄のことかと思っていたのだが、そうでもないらしい。
ま、それはともかくとして、肝心の龍馬はどのようにして和歌(うた)で日本を変えたのか、動かしたのか、いまひとつ理解できなかった。
龍馬は和歌(うた)で日本を変えた 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2010-04 |