奄美 海風blog

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サザンカの花が咲き出している。

2010年10月14日 | 植物

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サザンカ

サザンカ(山茶花、学名:Camellia sasanqua)

ツバキ科の常緑広葉樹。

日本では山口県、四国南部から九州中南部、南西諸島(屋久島から西表島)等に、日本国外では台湾、中国、インドネシアなどに分布する

サザンカの花は冬のイメージだが、今日の名瀬は29.2度まであがった。

白い花びらは冬と違い、「貧しげ」(注)というより、涼しげ。

(注)、「貧しげ」 藤沢周平 『時雨みち』

花は白である。晴れた日はさほど目立たない、むしろ貧しげな花だが、曇り空の下や、小雨の日には、花がある一画だけ、ほのかな明るみに包まれて、あ、さざん花が咲いているなと思わせるのである。

時雨みち (新潮文庫) 時雨みち (新潮文庫)
価格:¥ 580(税込)
発売日:1984-05

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↑ サザンカ つぼみ

赤崎公園

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セミも鳴いていて1mほどまで近づける。

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ギンネムとラジオ塔 

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↑ 花も実もあるギンネム

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↑ と、ボケタ感じのイナゴ 漢字は蝗 マクロ撮影約20センチ

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↑ ダンチクの穂とラジオ塔

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↑ ススキの新穂とラジオ塔

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かなり大きいセイタカアワダチソウ

 

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木陰が涼しい、赤碕公園ロータリーへの小道。


『検証 島尾敏雄の世界』 島尾伸三・志村有弘 編 (著)

2010年10月14日 | 本と雑誌

2010年100冊目

101014_book_shimao 検証 島尾敏雄の世界 [単行本]
島尾伸三・志村有弘 編 (著)

まだカスタマーレビューはありません。

単行本: 335ページ
出版社: 勉誠出版 (2010/5/24)

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8月の新着図書

島尾伸三の本(本書は単書ではない)を読んだのは、

ケンムンの島 [単行本]
島尾 伸三 (著)

ケンムンの島 ケンムンの島
価格:¥ 1,995(税込)
発売日:2000-08

↑ 名瀬の街が元気だった頃を知る者にとってはたまらなくおもしろい。

以来。

本書では、島尾敏雄をおとうさんと呼んでいるのが印象的。

奄美の図書館のことなどのほか、島尾敏雄に関する新たな情報が。

文学論めいた部分はかなり飛ばして読んだが、

岩見幸恵「敏雄とミホの終焉」 キャラクターの継承、あるいはパロディP136

のなかで島尾敏雄の『夢の中での日常』の「皮が裏返る結末と村上春樹『1Q84』の空気さなぎとの関連性など、興味深かった。

その夏の今は・夢の中での日常 (講談社文芸文庫) その夏の今は・夢の中での日常 (講談社文芸文庫)
価格:¥ 998(税込)
発売日:1988-08-04

島尾 敏雄(しまお としお、1917年4月18日 - 1986年11月12日)wikipedia

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検証 島尾敏雄の世界 検証 島尾敏雄の世界
価格:¥ 3,675(税込)
発売日:2010-05-24
内容(「BOOK」データベースより)
特攻隊、妻の病、奄美での生活『死の棘』…。その時、島尾は…。肉親、友人、知人による貴重な回想・新証言を満載。またその文学と人生についての論考・エッセイを多数おさめ、多角的な視座から作家の知られざる人間像を浮き彫りにする。