ビデオ後半 桜並木の10.20土砂崩れ現場 奄美大島北部 龍郷町秋名(たつごうちょう・あきな)
沖縄からもヒカンザクラの狂い咲きのニュースが伝わってきますが、
こちらは、つぼみも膨らみ、満開へ、本格開花がすでに始まっています。
日本のサクラの開花のしくみは、
夏に形成された花芽は、そのまま生成されることなく「休眠」します。
落葉をまち、一定期間の低温にさらされることによって「休眠打破」が起こり、眠りからさめ、開花の準備を始めます。
一定期間の低温にさらされるということがポイントです。
その後、春になり、気温の上昇にともなって、花芽は成長「生成」します。
つぼみがふくらみ、生成のピークをむかえると「開花」となる、
と説明されます。
11月15日に開花が確認された、この秋名の超早咲きのヒカンザクラは、
つりがね型の筒状花冠の筒の部分がなく(未発達)、先端の裂片のみが不恰好に咲いた状態のものが、その後も十数個、落花することなく咲いていました。
上記の説明のうち、花芽の成長「生成」の過程でつぼみが膨らむことなく開花したものと考えられます。
が、例年通り12月の半ばになって本格的開花が始まりました。
これは周りの木より、2~3週間早い開花です。
車からも開花が目につくようになり、道行く人々の関心が高まっている。
南の島にピンクの雪が降ったようなフシギな気分。