『西郷隆盛は名探偵!!』 -タイムスリップ探偵団と南の島のサバイバル戦争!の巻- (講談社青い鳥文庫) 新書 – 2014/12/12
楠木 誠一郎 (著), 岩崎 美奈子 (著)
6月の新着
水戸黄門が奄美にやってきたというTVドラマも、ナゼ水戸黄門は奄美に来なかったのか?というタイトルの本もまだみたことはない。
上野公園での西郷隆盛の銅像の除幕式の日
銅像を見た西郷の3人目の妻が「うちの人はこげな人ではなか!」
と言ったことは、広く知られている。
>あとで、ここに この本書とは関連がないが、西郷にはもう一人妻がいたということが書かれている本の記事についてのリンクを貼る
本書の物語はその銅像を見ていた平成の中学生3人が、西郷潜居から3年あまりが過ぎた文久二年(1862)の奄美大島へタイムスリップしてやってきたという話。
そこではなんと西郷が、村人たちをサトウキビ畑で棍棒を振り回し、強制労働させている。西郷を知る人は、西郷はこげな人じゃなかと誰でも思うだろう。
まあまま、一時のしんぼうです。
このシリーズ探偵団の小学上級以上の読者は、大老井伊直弼の安政の大獄、その弾圧の対象となった僧月照や、月照が西郷が急死した島津斉彬との殉死を諌めたことなども知ることになる。
当時の島に赴任している役人などは実名で登場する(相良角兵衛 木場伝内(こばでんない)。
一番驚いたのは、龍郷の浜に、西郷を迎えにやって来たのは大久保利通を伴った島津久光であった。
「そげなことはあらんだろ?あげちゃばーど」 まあまあ少しの辛抱です。
amazon 内容(「BOOK」データベースより)
東京の上野公園で西郷隆盛の銅像を見ていたと思ったら、香里たちは奄美大島へタイムスリップ。なんと西郷本人に遭遇してしまう。久しぶりに再会してみると、島民たちを苦しめるようなことばかりしていて、前に会ったときとは別人みたい。このまま横暴を許していては、日本の歴史も変わってしまうかも。またもやタイムスリップ探偵団の出番だ!小学上級から。