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2018年06月14日 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

 

 


10日放送の「西郷(せご)どん」第22話「偉大な兄 地ごろな弟」の平均視聴率は13・4%だった。

2018年06月12日 | うんちく・小ネタ


10日放送の「西郷(せご)どん」の第22話「偉大な兄 地ごろな弟」の平均視聴率は13・4%だった。


前回、奄美での「西郷どん」第21回『別れの唄』 12・0%より、今回は1・4ポイントアップした。


西郷への召還状は、公武周旋(公武合体=朝廷の権威と、幕府及び諸藩の武を結びつけて幕藩体制の再編強化を図る)に乗り出す決意をしたものの京都での手づるがない久光が、小納戸役の大久保らの進言を受け入れ、若手の統制のためにも、しぶしぶながら出したものだった。


島(奄美大島)から鹿児島に帰った西郷は、大島三右衛門と名乗り、さっそく久光拝謁する。「島はどうじゃった?」久光の表情はリラックスしている。


例の「ジゴロ発言(「御前ニハ恐レナガラ地ゴロ(田舎者)ニテ」にもキセルをかむことも折ることもなく、


大久保らのとりなしで、なんとか久光の「下関で待て」の命をうける。


「今度命に背いたら島流しくらいで済むと思うなっ」


西郷どんは、奄美大島で生まれ変わりはしたものの、幸せすぎて、この時はまだ「天の此人に大任をくださむとするや、まず其しん志をくるしめ其身を窮乏す」勝海舟)には、まだ時間が必要なようだ。(すぐに徳之島 沖永良部での艱難辛苦が待っているのだが)


ともあれ西郷どんは、久光卒兵上京の先遣隊として村田新八を伴って出立することのなった。


中略


京で、大久保もなしえなかった有馬新七らの説得に一応成功した西郷だが、問題は弟の信吾だった。


ここで、ちょっと


ややこしいが、有馬新七も、水戸藩とともに井伊直弼暗殺(桜田門外の変)を謀ったが、藩の同意を得られなかったため手を引いている。


井伊の首級をあげた同じ薩摩の尊王攘夷派志士有村 次左衛門とは別人である。


またこれもややこしい余談だが、来週の放送となるだろう、久光の命で鎮撫に訪れた大山格之助ら薩摩藩士に、有馬新七が、相手を壁に押し付け「俺ごと刺せ」と叫びなら最期を遂げ粛清された「寺田屋事件」も、そのおよそ4年後の1866年の伏見奉行による坂本龍馬襲撃事件(寺田屋事件)と区別しなければならない。


ついでながら、さらに、ややこしいのは今回のタイトル「偉大な兄 地ごろな弟」は、おそらく斉彬と久光の関係なのだろうが、これは、今回の吉之助と信吾(隆盛と従道)の関係のような展開と錯覚しそうだった。


そして、偉大な兄の名をかたり、おいしい思いをする、信吾は、吉之助に殴られるのであるが、その後の従道は征韓論にも西南戦争にも与せず西郷の長男菊次郎の面倒をよく見たことを考えるとほんとうかなあと思わざるを得ない。


むしろ、これまたややこしいのだが、西郷の娘菊子が嫁いだ誠之助と兄の大山巌の関係を連想させられるのだが。



中略


京の宿だろうか、行灯の点いた部屋で三人が布団を敷いて寝ている。


信吾、兄さあ?今日はすまんかったあ


隣の布団の兄の背中を信吾(錦戸亮)の表情はなかなかな演技だ。


三年ぶりに会えたとに、いきなりぶんなぐって。痛かったか?痛かったあすまんかった兄さあ、うんふたりは共に天井を見ている。


そして信吾は再び向きを変え、天井を見つめる兄のほうを向きおいは、ずっと、有馬さあや、新八さあが、うらやましかった。おいは甲突川で、兄さあとウナギを獲ったことも無か。相撲を取ったことも無か。兄さあは、ずっと家におらんかった。


演じる二人(鈴木亮平 錦戸亮)はほぼ同年だそうだが、吉之助と信吾は15歳の年の差がある。錦戸の幼さの演技が光る。


そうじゃなあ。信吾、おいの留守中、ほんのこて、よう気張ってくれた。


信吾は身を起こし胡坐をかき、腕組して天井を仰ぎ目をつぶっている兄さあを見る。


兄さあが、どんだけ立派な男か、人から聞くだけで、おいは、ないも知らんかった。じゃっど、きょう初めて知った。兄さあは、命がけで生きちょうお。立派すぎてまぶしかあ、(てれ笑い)


兄さあも腕組みにまま、白い歯をのぞかせる。


いやあ、信吾、実はおいも困っちおっとよ。兄さあ身を起こす。うんおいが島に行っちょった間に、西郷吉之助の名前だけが大きくなってしもうて、実際のおいの十倍くらい立派になってしもうた。おいはそげん太か男じゃなかあ。島でぇ、惚れたおなごを嫁にもらって、こん俺でしみじみ幸せじゃったぁ。こいが生きるち事かち思い知った。じゃっどん、三年の間に世の中はすっかり変わってしもうた。


部屋は二人だけが起きている。


信吾ぉ、苦労かけたのう。寂しか思いをさせて・・すまんかった。おはんは、よう気張ったとじゃ。


うれしはずかしそうに信吾、布団にくるまり背中を向ける


ナレーション(西田敏行) そのころ下関では、思いもよらぬことが起きていたのです。


下関白石邸 久光「なんじゃちぃ、西郷がおらんっ?」


日頃、西郷をよく思わない家臣の讒言・・・


つづく・・


 



 


去年の記事 たい焼き 季節限定★「塩入 瀬戸内レモンあん」 

2018年06月10日 | お知らせ
 
季節限定★「塩入 瀬戸内レモンあん」 たい焼き

季節限定★「塩入 瀬戸内レモンあん」 たい焼きやさしい甘さの餡にさっぱりさわやか柑橘系の香りがたまらない。このコラボには★「鳴門の塩」が効いている。生地との相性も絶妙だ。海風荘......
 

今年も好評です。


ハママンネングサ 別名:シママンネングサ(ベンケイソウ科マンネングサ属)

2018年06月09日 | 植物

ハママンネングサ
ベンケイソウ科マンネングサ属
 シママンネングサとも。

wikipedia
海岸の岩の上。
全体に多肉質で、
つやがあって無毛。
匙型の葉を互生する。
匍匐茎的には見えない。
花茎は太くて立ち上がり、
高いものでは25cm

絶滅危惧II類
分布は九州南部から沖縄。

よく似たコモチマンネングサは、畑や路傍に生え、斜上性で分枝は少なく、葉腋に※むかごができるので区別できる。

※wiki むかご(零余子,珠芽)とは植物の栄養繁殖器官のひとつ。主として地上部に生じるものをいい、葉腋や花序に形成され、離脱後に新たな植物体となる。

コモチマンネングサ(子持ち万年草)

2014年06月04日 | 植物

ハママンネングサ

ハママンネングサ


アスファルトにも オキナワテイカカズラ

2018年06月08日 | 植物

 

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★オキナワテイカカズラ リュウキュウテイカカズラ

2015年08月12日 | 植物

 

梅雨の晴れ間の木漏れ日受けて オキナワテイカカズラ 沖縄定家葛 ノアサガオ

2011年05月22日 | 植物

大きな木に絡みついて、乗っ取ったかのようにたくさんの花を咲かすオキナワテイカカズラだが、

図鑑には、常緑藤木((とうほん)は、つる植物のうちフジなどの木本になる植物(木本性つる植物)のこと)と説明するものあって、茎は付着根を出して林床に群生したり、樹幹にからまったりする、とあるのだが、これは林床から、旧県道で車の通らなくなったアスファルトにはみ出したものだ。


ツイートまとめ 風が吹いているビヨウタコノキ 奄美空港のオスプレイ

2018年06月06日 | 日記・エッセイ・コラム

↑ ビヨウタコノキと手前はシナガワハギ

この辺の地図 map ↓
https://goo.gl/maps/ygkWUnGaY7n

 

4日午前に東京の横田基地を離陸し山口県の岩国基地を経由で、沖縄県の嘉手納基地に向かう途中だった米軍のオスプレイが、同2時57分ごろに1機目、同3時1分ごろに2機目が相次いで奄美市笠利町の奄美空港に着陸した。

そのうちの1機は同日午後5時45分ごろ離陸したが、
6日の夕方のラジオによると、↑写真の一機(5日午後1時50分ごろ撮影)は依然奄美空港に留まっているという。


動画180604 愛加那の泉へ行きました。

2018年06月05日 | 歴史 民俗

180604 愛加那の泉へ行きました。

西郷どん 番組の最後で紹介されていた愛加那の泉 奄美大島北部龍郷町。

西郷どん6/3日「別れの唄」は視聴率12.0%だった。

5月6日(17)「西郷入水」
12.0
 
↓ ここから島編 落ち目から回復したものの、ジリ貧。

5月13日(18)「流人 菊池源吾」
14.4
 
5月20日(19)「愛加那」
13.7
 
5月27日(20)「正助の黒い石」
12.2
 
6月3日(21)「別れの唄」
12.0

ま、視聴率も、最近は視聴スタイルも多様化し、いろいろあるから。

次回からは一旦鹿児島へ戻るのだろう。すぐに徳之島、沖の永良部と、また違った奄美編になるはずだ。

===

ドラマは相変わらずフェイクてんこ盛りだが、ま、ドラマは楽しめました。
召喚状をを受け西郷が、大久保に、おいは、こん島に残ると言う場面。

場をはずそうとする愛加那を西郷どんが、かまわんといってこっちへ来いという。

3年余りの島生活で、、薩摩の島に対する搾取の酷さを身をもって知った西郷「そんためにこれほどまでに島の人たちを苦しめていたとは・・・」と大久保に話す。

大久保も正座で神妙な面持ちで聞き入ります。(ここからは少しセリフを正確に書きますが、一部わかりやすくしました)
西郷「じゃどん、唄も踊りもほんのこつ(ほんとに)美しかあ。憎かはずの薩摩の俺いにまでやさしか。砂糖や作物は全部薩摩に召し上げられるが、海には魚がおる、山にはイノシシがおる。腹が減ったらいつでも狩りをして、その命をいただける。俺いは、ここで生きる力をもらった。人の愛っちゅうもんを教えてもろうたんじゃ。おいにとってここは極楽じゃ。

大久保は無言で話に聞き入る。(大久保が島に?そんなことあるもんかと笑うのはもう大人げないW)
無かったことを証明するのは悪魔証明、むずかしい、という反論も成り立つかもしれないのです(笑。

むしろフェイクはこのドラマの路線となっているのかもしれない。糸婦人もやってくるかも。(以前、大久保利通を伴って島津久光が龍郷に西郷を迎えにきたという小説も読んだことがある)
 
あまりにも薩摩憎しで書かれた奄美の歴史をなまかじりした私は、フェイクとはなにか、史実とは何か、考えさせられた。えらい歴史の先生も島の人たちを忖度して書きずらかった面もあったかもしれない面も、あっさり描かれている。

===

↑動画では、県道81号の安木屋場から、龍郷郵便局をすぎ、少しいったところの西郷南洲流謫跡の案内板を右折、すぐに二又にわかれますが、西郷南洲流謫跡へは行かず左に行くと、 すぐに愛加那の泉の案内板が見えます。

その一キロくらい先でしょうが、仏像墓の案内板があります。

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仏像墓、1725年ごろの奄美

2005年02月03日 | 歴史 民俗

オオバギ(大葉木)トウダイグサ科

2018年06月03日 | 植物

葉柄が裏面に、葉縁からやや中央寄りにつく盾型の大きな葉。

盾状葉の例としてハスの葉などを思い出せばよいだろうか。

葉の基部はほぼ円形(先端は鋭尖頭)で、葉柄の付いたその中央から放射状に広がる支脈が印象的だ。

wiki成長が早く、攪乱のあった場所に急速に進入し、素早く成長する先駆植物としても知られる。沖縄では中南部が沖縄戦で荒廃したため、この種が広く覆っている。wiki

先駆植物といえば、奄美大島では同じトウダイグサ科のアカメガシワの木がよくみられる。

花は3-5月に咲く。雌雄異株。

上2枚の写真は田中一村記念美術館の一村の杜 《不喰芋と蘇鐵》クワズイモ=順路スポット2 ↓で撮影したものだが、そこの説明板には、《不喰芋と蘇鐵》の画面上に、暗く影のように描かれているのは、ハスノハカズラと説明されている。↓ 

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紅葉と桜、本茶(ほんちゃ)峠と一村画の植物の名

2005年01月22日 | 田中一村

↑↓ 県道79 大浜先で撮影。

ハスノハカズラによく似たものとしてハスノハギリ(ハスノハギリ科)が挙げられるが、葉は革質で光沢があり区別は容易だ。同じ先駆植物。

大浜海浜公園の野外ステージ横の海寄りの小道にも、大きなオオバギが植栽?されている。オオバギは常緑性の小高木で、高さ4-10mになる。

wikipedia材としても、街路樹としても利用されてきた。最近はプロポリスの起源植物であることが発見され、薬用の利用も試みられている。wikipedia

トウダイグサ科の花は、ユニークな形をしたものが多いが、オオバギの実はもニークな形をしている。今は花の時期。次は、実の写真を探してみる。

 


ハチジョウカグマ(タイワンコモチシダ 台湾子持羊歯 )

2018年06月01日 | 植物

シダといっても美しい。
 
学校で習った陸上植物の3種 
★種子植物(裸子 被子) 
★コケ植物 
★シダ植物
のうち、シダ コケ植物と
種子植物との違いは種子によって繁殖し、花を形成するという点。
コケ植物との違いは維管束(液体(主に水や養分)の運搬と植物体の機械的な支持)を持つということ。
 
胞子によって増える植物であるということではシダとコケは共通点がある。
なんだか原始的である。

ハチジョウカグマ(タイワンコモチシダ 台湾子持羊歯 )
wikipediaに項目があるコモチシダ(シダ植物門 シシガシラ科コモチシダ属の植物で、常緑性の多年草)の変種として扱われることも、別種とされることもある。
 
違いは、コモチシダより一回り大きくなること、新芽が赤みを帯びること、下部の羽片が完全に裂けること、裂片の先端がより長く尖ることなどが異なる。
 
「ハチジョウ」は八丈だが「カグマ」の漢字表記は検索でいなかった。羊歯の古名。または方言という。

↑ 胞子嚢群 長さ2~5mm

↓新芽の鮮紅色も美しいが、これも山の中では印象的である。

山といっても近くに名瀬港が見える市街地のすぐ近くの林道脇だ。

葉は長さ2mに達するものもあり、林道路傍の車窓からもよく目立つ。

↑ 新芽

↑使い込んで表紙が取れて、本体も行方不明になっていたが探し出して調べた。本種は199頁にある。

ウェブでの同定は一抹の不安が残ったが、本書は、奄美大島でされた写真と、奄美出身の植物学者の監修になるもので

安心感がある。

琉球弧・野山の花―From Amami 単行本  – 1999/6/6
片野田 逸朗 (著),    大野 照好 (監修)
奄美大島はシダ植物が多いのかも知れない。本書に収録されているだけでザっと数えて48種もある。生育場所的にも観察は比較的容易で同定もそれほど難しくなさそうだ。
 
 
↑ 胞子を投げる シダの秘密
胞子のうが投げる胞子が前葉体になり、シダに成長していく。