奄美 海風blog

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大相撲 5月場所(2019年) 9日日目 奄美力士星取表(十両以上)友風(4勝5敗) 押し出し ○明生(5勝4敗)

2019年05月20日 | 大相撲
 
大相撲 5月場所(2019年) 9日日目 奄美力士星取表(十両以上)
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 ***OO*OOO     5勝4敗
3月 西前11 *OO***OOOOOOO** 9勝6敗
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
友風(4勝5敗) 押し出し ○明生(5勝4敗)
 
右明生、当たりの瞬間。両者仕切り線の上に足。
明生は、相手より仕切り線から足二つ分ほど下がって立つので。
この絵は友風の馬力、明生のスピードを感じる一枚。
 
↑ あし位置変わらず、互いに差し手を払いながら押し合いますが、
明生は友風の馬力にひるみません。腰が入っています。
↑ 2~3回張り合ったあと、ここで明生は、自ら押し合いをやめ、右へ回り込みます。
 
友風の上体が立ち、両手が伸び切り、距離ができたからでしょうか。この判断は正解でした。
今後の相撲の幅を広がり可能性を感じます。
 
↑ これは、明生が土俵際からふたたび回り込み、こんどは友風が土俵際から
巻き返しに出るところです。

明生は、ここから、かいなをたぐって何かできるかも知れなかったのですが、
天性の相撲勘の良さで、ここから勝負に出ます。↓ まったく躊躇はありませんでした。
 
誰からともなく、腕を払いのけますが、明生が一歩も下がらないので
友風が、はたこうとするところ ↓
 
↑ 一気に相手との距離を詰めます。懐に飛び込みます。
このタイミングのよさ、スピード、積極性、
パンチ、相撲勘の良さは、放送席も絶賛です。
あとからみると、勝因は、ここに、いくつも見出すことができそうです。
 
↑ 明生の「攻撃劇な相撲」で友風が浮いてみえます。
 
腰を落とし足を前後させ、理想のフィニッシュ。
 
取組後の支度部屋情報「きょうもブレずに攻撃的相撲を取ることができました」
明生は言葉数はすくないが、「いぶし銀のような」重みのあるひとことです。
まわしの色もエメラルドから、最近は銀ねずが定着、しっくりはまる。

 
 
十両
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3 O***O**O*       3勝6敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗
英乃海(3勝6敗) 寄り切り ●大奄美(3勝6敗)

大相撲 5月場所(2019年) 中日 奄美力士星取表(十両以上)解説●阿武咲(4勝4敗) 小手投げ ○明生(4勝4敗)

2019年05月19日 | 大相撲
 
大相撲 5月場所(2019年) 中日 奄美力士星取表(十両以上)
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 ***OO*OO     4勝4敗 
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
阿武咲(4勝4敗) 小手投げ ○明生(4勝4敗)
両者は入門当初から互いに切磋琢磨してきた仲。
相手をよく知っているし、負けたくないライバルでもある。
↑ 下がって立つ明生(左)はいつもの通り。
今日はきのうより1秒短い3秒の相撲となった。
 
↑ 頭から当たって、阿武咲の両足は浮き気味で闘魂のロケットダッシュだ。
 
↑ 明生の左を封じ腰を落とす阿武咲。目論見どおりだ。
 
↑ さらに相手をおこし、掬い投げにもっていくべく、ここまでは
我が意(形)を得たり、の阿武咲。しかしここから2秒後に裏返される。
 
↑ 阿武咲、ここからの掬い投げはいかにも力入らない体勢。
明生もなされるままでいたわではない。
上の写真から、攻められがらも左足を大きく前に運んでいるのがわかる。(これが勝因)阿武咲の体勢が不利になったのはそのせいだ。
↑ 、さらに左あしのふとももを使い相手の体を浮かせている。
明生の、スピードに加え臨機応変の抜群の判断力対処力が光る。
 
これは偶然だろうが、明生の左足は相手の左足もはねている。
絶妙なタイミングで小手投げが鮮やかに。
 
 
十両
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3 O***O**O    3勝5敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗
 
千代翔馬(3勝5敗)押し倒し ○大奄美(3勝5敗)
右に回り込む千代翔馬の右足の足袋がうまく運べずバランスを崩した。

私たちも齢をとるといくら運動できたえてもつまさきが、わずかな段差や、スーパーなどの滑り止めのきいたフロアーでつんのめることがある。とほほ。

大相撲 5月場所(2019年) 7日目 奄美力士星取表(十両以上)解説●妙義龍(2勝5敗) 押し出し○ 明生(3勝4敗) 

2019年05月18日 | 大相撲
 
大相撲 5月場所(2019年) 7日目 奄美力士星取表(十両以上)
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 ***OO*O      3勝4敗 
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗

前頭五枚目●妙義龍(2勝5敗) 押し出し○ 明生(3勝4敗)
 
5時七分の登場。
里山時代からでは奄美力士としては最も深い時間。奄美地方、少なくともカラー時代からでもそうだろう。
5時55分の打ち出しまで50分を切った。
 
さらに深い時間帯へと進み、若手の大関候補として期待を高める
ためにも今日の妙義龍(三役13場所の実力者、互いにスピード相撲が持ち味)に位負けはしたくない明生。
 
この道60年あまりの解説北の富士さんをも、うならせた放送席ゲストのタレントで元陸上選手 武井 壮さん(陸上競技・十種競技元日本チャンピオン)の解説「立ち合いでほぼ勝負が決まったような、力の上下が決まってしまったような」というその立ち合いから見てみよう。きのうの竜電戦後、「(自分の)当たりが弱かった」と振り返った明生だった。
 
仕切り線から下がっての立ち合い明生(左)。いつも通り。
 
立ち合いから、土俵際まで一直線、4秒の快進撃だった。
 
↑当たった瞬間、ほぼ互角に見えるが上の写真の互いの立ち位置から
みると明生の当たりのスピードと強さが理解できる。
 
↑妙義龍の右は封じられている。
 
↑明生は左足を一歩前に出しが妙義龍は下がって腰がたっている。
これは明生の当たりの強さとともに、三役13場所の実力者に押し勝ったことをも物語っている。(幕内上位の壁突破へ、これは大きな成長だ)
 
↑明生はその後もひるまない。
 
 
↑5日目、師匠指摘の土俵際の足の揃いもない。
 
妙義龍は、明生の勢いにたまらず、叩こうとするが、下がるだけだった。
結局、実力者妙義龍は若手明生に相撲をとらせてもらえなかった。出ようにも引こうにも完敗だ。
 
↑ 明生は最後もしっかり左足を前へ送っている。
 
 
十両
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3 O***O**         2勝5敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗
○蒼国来(3勝4敗)大奄美(2勝5敗)

大相撲 5月場所(2019年) 6日目 奄美力士星取表(十両以上)解説 ●明生(2勝4敗)上手投げ 竜電(4勝2敗)

2019年05月17日 | 大相撲
 
大相撲 5月場所(2019年) 6日目 奄美力士星取表(十両以上)
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 ***OO*      2勝4敗 
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
●明生(2勝4敗)上手投げ 竜電(4勝2敗)
 
幕内後半の取組。
長身190㎝竜電。体格差は歴然だ。
この位置あたりに幕内のもう一つの見えない壁がありそうな予感。
明生、今場所はじめて、立ち合いからの怒涛の進撃が許されなかった。
しかし、大きい相手に下がることなく踏み込んだのは明生だ。
早い段階で左を刺して、竜電の下手投げにも
危なげなく耐え、左下手を深い位置に持ち変える余裕。
胸をあわされたが、左下手は切られることなく、
最後は土俵際投げの打ち合い。
これも工夫すれば、乗り越え困難な壁とは思えない内容だ。
 
十両
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3 O***O*    2勝4
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗
○大奄美(2勝3敗) 寄り切り 勢(0勝5敗)
貴源治(6勝0敗)寄り切り ●0大奄美(2勝4敗)

大相撲 5月場所 5日目 奄美力士星取表(十両以上)解説 錦木 寄り切り ○明生 ○大奄美 寄り切り 勢 

2019年05月16日 | 大相撲
写真と記事は関係ありません。↑ ヒカゲヘゴ
 
大相撲 5月場所(2019年) 5日目 奄美力士星取表(十両以上)
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 ***OO       2勝3敗 
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
 
錦木(1勝4敗) 寄り切り ○明生(2勝3敗)
 
きのうの記事で予感したように、連続○量産へ第2歩
と言えそうな、一直線の両差し一気の寄り切り。
これが明生の相撲だ。放送席では「今場所はじめて」
 
しかし、向こう正面の師匠の立浪さんの眼はするどい。
上の写真。きょうはいい相撲だった、あと私はみるだけなのでいいますがねと言いつつ師匠指摘の「土俵際で、このう、両足がそろうんですよね」
の瞬間だ. もろ差しの明生を錦木が俵の高さも利用して抱えるのだから、まあしかたないのだが、明生の足は浮き気味だ。
 
下の写真は、次の瞬間。
小手にふられ、揺らいだ明生だが、鍛えた腰をひねって、今日は事なきを得た。元気のない錦木
攻めも褒められたものではなかった。
 
師匠指摘のこのような土俵際で足が揃うことで、落とした星は今場所少なくとも2つはあったように思う。
よくを言えばきりがないのだが、
先場所あたりから一段と充実してきた明生の攻める相撲は、この位置でも十分通じていると思う序盤の明生の相撲だ。
 
十両
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3 O***O     2勝3敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗
 
○大奄美(2勝3敗) 寄り切り 勢(0勝5敗)
 
 
 勢は、足が痛い。大奄美はそれを十分意識した取り口で、勢いを土俵下に落とさないような気配りさえ見せた。
 

大相撲 5月場所(2019年) 四日目 奄美力士星取表(十両以上)解説●宝富士(2勝2敗)とったり○ 明生(1勝3敗) 

2019年05月15日 | 大相撲

大相撲 5月場所(2019年) 四日目 奄美力士星取表(十両以上)
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 ***O       1勝3敗
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
●宝富士(2勝2敗)とったり○ 明生(1勝3敗)
 
今場所の明生、立ち合いの当たり踏み込みはよいのだが、
そのあとが続かない。立ちはだかる幕内の壁。
そこで、いなされ、かわされ、攻めきれずに、押し返される相撲がつづいた。
 
きょうも実力者の宝富士、簡単には押されず、すぐに反攻に出たのだが、
ここで明生は違った。土俵中央で、踏で留まった。
両刺しで、そして押し返した。
再度、前に出る宝富士を、回り込みながら身をかわし、とったり。
 
明生は九死に一生のように見えたが、その前の両差しでの押しが効いたのだった。
とっさの判断と機敏な身のこなしは、稽古のたまものだ。
 
明生は●○がそれぞれ長い連続をみせる星取表が特徴的だが、この一番が
○連続の起点となるような、そんな相撲内容だった。

 
 
十両
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3 O***     1勝3敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗

大相撲 5月場所(2019年) 3日目 奄美力士星取表(十両以上)

2019年05月14日 | 大相撲

今日も録画不調 ラジオも聞き逃す。

大相撲 5月場所(2019年) 3日目 奄美力士星取表(十両以上)
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 ***             0勝3敗
3月 西前11 *OO***OOOOOOO** 9勝6敗
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
○朝乃山(3勝0敗) 寄り切り ●明生
 
十両
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3 O**       1勝2敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗


ご先祖あるある! 『直系子孫だから知っている 西郷さんと真田さん』 単行本 – 2019/1/11

2019年05月13日 | 本と雑誌

西郷隆太郎 (著), 真田明日美 (著)
5つ星のうち 2.0
1 件のカスタマーレビュー
==
立ち読みで済まそうかとも思ったが、
若者言葉のカタカナにもついている脚注を読むため
ページをめくっていると、目についたいくつかの写真と
短いキャプションが意外と説得的だった。
中でも口絵のカラー写真。(表紙にもあります 部分)
真田信繫(幸村)のイラスト(上田市立博物館所蔵)
西郷隆盛のよく似ていると評判の肥後直熊筆の西郷隆盛肖像(東大史料編纂所蔵)
これが、若い西郷隆太郎さん(西郷隆盛本家直系5代目)と、
真田明日美さん(真田幸村14代当主の長女)と、
驚くほどよく似ている。(二人は同い年)
二人の父の写真もあるが若い二人のほうが、より似ているかな。
それで読んでみることにした。直系と傍系では似方に差があるのだろうか。
 
いきなり話はそれますが。

大河ドラマは『花の生涯』1963(昭和38)年 尾上松緑(井伊直弼) から
第8作「樅ノ木は残った」(1970年昭和45)
あたりを最後に見なくなった。
今も残るもっとも強烈な印象は、第4作「源義経」1966(昭和41)年
尾上菊之助(源義経)
中学のころだと思う。youtubeで見るクライマックス弁慶の立往生
 
緒形拳 

ふたたび見るようになったのは
第54作「花燃ゆ」2015(平成27年)
翌年の第55作「真田丸」2016(平成28)年
は池波正太郎の『真田太平記』全18巻
をツイートとブログしながらわりと熱心に録画して見た。
 
このブログ
『真田太平記』 全18巻 読了 池波正太郎 朝日新聞 新装版
2016年10月02日 | 本と雑誌
 
その翌々年が第57作『西郷どん』2018(平成30)だった。
====
本書にもあるが、西郷隆盛と真田信繫(幸村)にはいくつか共通点があるのでネットで
すこし詳しくおさらいしてみる。

まず、両者とも享年49(信繫48?)
西郷隆盛 二度、5年あまりにわたる遠島生活(奄美大島、徳之島、沖永良部島)
真田信繫(幸村)1600年高野山配流、九度山幽閉の十数年
両者ともこの流人生活は、子を産み、自由で、周りの人々に支えられ、読書ができたり、
ある意味生涯で存外幸せだったといえるのではなかろうか。
絶対的権力にあらがい、敗れ、散る。日本史、判官びいきの人気。
 
そして最後の言葉
真田信繫(幸村大坂夏の陣)
死力を振り絞った戦闘で傷つき休んでいるところを敵に見つかり、
覚悟をきめ「わしの首を手柄にされるがよい」といさぎよい。
西郷隆盛(西南戦争)
城山決戦9月24日、午前4時政府軍が城山を総攻撃弾丸の嵐の中
別府晋介が「晋どん、晋どん、もう、ここらでよか」と言う西郷の首を「ごめんなったもんし」と叫びつつ刎ねた。(異説があるかもしれません)
 
あと、
関ヶ原の決戦を前に真田家の生き残りを図るべく
父真田昌幸と信繁(幸村)は、徳川方につく兄信幸(信之)と別れた(有名な犬伏の別れ)
隆盛の実弟従道は西南戦争で西郷軍につくことはなかった。
===
本書二人の対談は、直言で押しが強い西郷さんを女性らしく真田さんがやさしく受け止め、それをさらに西郷さんがまとめる
といった感じ。
ごく普通の社会人がもつ
有名人の直系子孫の誇りと苦悩、親族同士の確執なども垣間見られ、大河ドラマのさまざまな人物の
子孫のことを考えることができ、また有名人の直系子孫としての普段のさまざまな活動
があることを知ることも知り、読んで無駄ではなかった。
 
読後感として、
知略に富み、権謀術数の限りを尽くし、一方で武士の筋を通したことで人気の真田昌幸(幸村の父)と
抜群の人徳がありながらも「愚直でうかつ」P47 な面もある西郷隆盛とが対談するとどうなるのか
と想像もしてしまった。

大相撲 5月場所(2019年) 二日目 奄美力士星取表(十両以上)

2019年05月13日 | 大相撲

記事と写真は関係ありません

大相撲 5月場所(2019年) 二日目 奄美力士星取表(十両以上)
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 **        0勝2敗
3月 西前11 *OO***OOOOOOO** 9勝6敗
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
●明生(0勝2敗) 叩き込み ○嘉風(1勝1敗)
 
 
十両
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3 O*     1勝1敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗
 
●大奄美(1勝1敗) 送り倒し ○若隆景(2勝0敗)

大相撲 5月場所(2019年) 初日 奄美力士星取表(十両以上)

2019年05月12日 | 大相撲

大相撲 5月場所(2019年) 初日 奄美力士星取表(十両以上)
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 *        0勝1敗
3月 西前11 *OO***OOOOOOO** 9勝6敗
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
正代(1勝0敗) 寄り切り ●明生(0勝1敗)
 
”平成から新時代令和へ”Tv欄のタイトルだ。
明生は先場所、幕内3場所連続勝ち越しで自己最高位。西前頭七枚目へ。
結びの一番から数えても、幕内最初の取組から数えても11番目となる
幕内前半最後の取組での登場となった。
大相撲も世代交代の波が顕著だ。
新時代へ、23歳の明生は、貴景勝(22歳)につづく若手の大関候補の一人として期待されている(初日前夜のNHKラジオニュース)
一方、”もうそろそろ大関”の期待も長くなっている正代(27歳)は
2場所連続で負け越し、番付で明生に並ばれた。

立ち合い、
一回目、行事が明生を止めた。
明生の鋭い立ち合いに正代はやや驚いたようだ。
二度目も、正代、胸を反らしての独特の立ち合い。
これで明生の当たりはいったん吸収されるが、
その後も休まず出るのだが、胸を反らしながら、その間に
正代は左を刺し、これが正代の命綱になった。
一気に押し込んだように見えた明生だが実は、俵より
土俵中央に近いところで押し留められている。
押し切れず、苦し紛れに相手の首を押さえようとして呼び込んでいまい・
土俵を半周して落ちた。
正代のあの反らしが効いたのだった。明生は、計算外だったのだろうか。
 
 
十両
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3 O     1勝0敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗

クロミノオキナワスズメウリ(黒実の沖縄雀瓜) ウリ科

2019年05月11日 | 植物

はじめ、キジョランかと思い、迷ったが、いつもの紙の図鑑で「アマミイケマ」や「トキワカモメズル」などとともに同じページにあった。花の写真が小さくてわかりにくかったので

ネットで確かめた。

図鑑によると、本種によく似た「サンゴジュスズメウリは、農耕地周辺に生え、葉が掌状に3~5浅裂(アサガオの花のように切れ込み分かれるが、ふちは、ゆるい大まかな鋸歯(のこぎり歯)状)するので区別できる。

本種の葉のふちは、粗い微鋸歯 鋭島頭微凸端。表面はざらつくが剛毛は無い。裏面は無毛。

 


『日本史を精神分析する』―自分を知るための史的唯幻論 単行本 – 2016/12/24 岸田 秀 (著), 柳澤 健 (その他)

2019年05月10日 | 本と雑誌
 
『日本史を精神分析する』―自分を知るための史的唯幻論 単行本 – 2016/12/24
岸田 秀 (著), 柳澤 健 (その他)
 
若い時に読んだ同著者の
『ものぐさ精神分析』
『続 ものぐさ精神分析』 。
あれからどのくらい経ったのだろう。
もう40年少しほど前ということだが、
計算してみて、私はもっと若いころに読んだような勘違いをしていた。
それほど懐かしい。
 
著者は、今年85(6?)歳になるという。
 
『歴史を精神分析する』 (中公文庫)  2007/6/1
岸田 秀 (著)
 
『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』  2007/2
岸田 秀 (著)
↑ これは読んでみたい
 
唯幻論始末記 (わたしはなぜ唯幻論を唱えたのか) 単行本 ? 2019/1/19
岸田 秀 (著)
↑これは、著者「最後の本になるだろう」とのことでぜひ読んでみたい。
 
などなど。
これらをネットで検索してみた。
いずれも肯定的レビューと否定的レビューが相半ばする傾向にあるようだ。
 
さて、本論
『日本史を精神分析する』―自分を知るための史的唯幻論 単行本 ? 2016/12/24
岸田 秀 (著), 柳澤 健 (その他)
5つ星のうち 3.3
4件のカスタマーレビュー
 
この本もカスタマーレビュー では肯定、否定にわかれる。
歴史書として読めば、否定的レビューの「物足りない」「実証的でない」「歴史記述が雑だ」など
、そうなるのだろう。政治的見解からも賛否もあるのだろう。
しかし著者は、心理学者であり、日本史を「精神分析」しているのであり、副題には「自分を知るための史的唯幻論 」とあるのだ。やはりこれは心理学の本だろう。
あとがきには、「幼いころから変な子であった」自身と母との葛藤などが赤裸々に述べられている(84歳で書いた『唯幻論始末記』 (わたしはなぜ唯幻論を唱えたのか)により詳しく述べられている)ように単なる歴史書ではない。
個人に対してだけではない、心理学的分析は、現在のあらゆる組織ににも及ぶ。
p275日本軍を必然的に敗北へと導いた構造的欠陥は現代日本の省庁、政党、企業、大学など、あらゆる組織にそのまま温存されていて、日々、想像を絶する多大の被害をもたらしている。現在の自分の身の回りの組織がもたらしているそうした被害を見過ごしておいて戦争絶対反対を叫ぶのは開戦し敗北したかつての軍部に優るとも劣らず無知・無謀・無責任である。p275
と手厳しい。
けっこう深く印象に残る指摘もいくつかあったが、盛沢山すぎてまとめるのはたいへんだから
以下、パラパラめくって思いつき摘記する。
 
諸悪の根源、一神教p92 神を殺さなかった一神教p122 
 
自制する未開社会p127(日本の江戸時代も)←これは、今の日本にとってするどい戒めだ。島の暮らしも自制する余裕がまだあるだろうか。
 
日本国民は夢想家が好きで、現実的な政治家は嫌いP151 ←うーむ、これは、現実的な政治家のほうが選挙には強いのでは、とういう文脈で読むべきではない。
 
憲法が改正されないのは(神棚に祀って拝んでいればいい)空文だからp154
 
独立を目指した田中角栄は、アメリカの属国であることを望む官僚、評論家に弾劾されたp225
 
 
『ものぐさ精神分析』 の「人間は本能の壊れた動物である」は、あれから40年あまりの本書でも、
まったくブレないでいる。
「歴史も物語り、国家も民族も個人も物語り」「本能が壊れているから物語りを作る」との主張も本書を貫いている。
 
日本列島に住んでいる人々の先祖は、島伝いや、韓半島その他、どこか他のところから流れついたのではないか、という仮説には、その理由として「生まれ故郷で喰うや食わずで生活が苦しかったか、あるいは嫌われたか、差別されたか、虐待されたか、とにかく何らかの理由で住にかったからではないか、そのため基本的に劣等感・被差別感情・被害者意識が強く、同時にがまん強い民族になって続いてきたのではなかろうかp287
←実証は困難ではあろうが、おおいに納得させられざるをえない所。島は日本社会の縮図ではないか、と思うことがある。(半面、違いがうきぼりになる面もあるが)
 
さて、物語はつづく
それは、白村江の敗戦後、国家としての自覚に目覚め、外国(唐)の脅威に備えて国家統一し精神的支柱として天皇を中心とする民族の物語を創る。天孫降臨神話
 
内的自己と外的自己との間を揺れ動き、分裂に苦悩する日本の国は昔からかわらない。開国と鎖国、外国との友好と敵対の交代として考察すれば興味深い。元寇、ぺりー、マッカーサー。その他。
 
「日韓関係の歪みは日米関係の歪みとつながっている」P310
日本人のアメリカにたいするコンプレックスを正しく認識すれば韓国の理不尽な要求を理解するための一助になるだろう。ギブミーチュウインガムの無節操と押し付け憲法を有難く思っている?屈辱は、似ているのかも。それは日本と韓国との関係にも通じるというのだろう。重要だと思うので詳しくは本文にあたってほしい。
 
p310「ヨーロッパ人の作った歴史も、アメリカ人が作った歴史も日本人の作った歴史も、そこに何が描かれているかということより、何が隠されているかを探求することが重要である。」
 
その深刻なトラウマとどう対処するかが、民族が民族として、国家が国家として成立する機縁となると説く。まあ、人間にもあてはまりそうだ。
 
そのトラウマとは、
ヨーロッパ=ローマ帝国に蛮族とし蔑視され植民地化された屈辱
アメリカ=親切にしてくれた先住民を大量虐殺して罪科
日本人=白村江において唐・新羅連合軍に敗北して屈辱
そのトラウマの隠蔽・否認・歪曲・正当化の策として
ヨーロッパ=ヨーロッパ文明至上主義
アメリカ=自由民主主義
日本人=天孫降臨神話
デッチあげを自覚し克服しないかぎりは永遠にその民族・国家のあり方を規定し続けると、手厳しい。
 
もちろんトラウマは韓国や中国にもある。とくに韓国の複雑なトラウマに対する日本人の理解容易ではない。
自他のトラウマを自覚し、克服する努力の方法については、書いてなかったとおもう。読み落としたかもしれない。
 
個人の人生もそうだが、国家の歴史の理解に劣等感、コンプレックスを軽視してはならない。
ま、逆に自己愛や虚栄心も歴史解析ツールとして使えるということもある
 
 
 
全体に分かりやすく一気に読めるが、それほど単純ではないような気持も残る。それは40年あまり前、『ものぐさ精神分析』の読後感に似ているのかも。

『脱! 暴走老人』 英国に学ぶ「成熟社会」のシニアライフ 単行本 – 2018/10/26

2019年05月09日 | 本と雑誌

脱! 暴走老人 英国に学ぶ「成熟社会」のシニアライフ 単行本 – 2018/10/26
谷本真由美 (著)
5つ星のうち 2.5
4件のカスタマーレビュー
 
暴走老人とは、東京都の、元あの人のことではない。
 
【暴走老人・ぼうそうろうじん】
店員や駅の係員に無理難題を言って困らせたり、並んでいる列に割り込んできたり、
若い人を怒鳴りつけたりする高齢者のこと。
 
最近日本では増えているという。
 
アマゾンのカスタマーレビューは手厳しい評価だが、
まあそれほど肩ひじはって読むことはないのでは。
 
この手の本は、速読20分ほどで読めるようになった。
図書館で数合わせに借りたのだが、
いまどきナゼ「日本はだめだ、欧米では・・・」なのだろう?と、逆に読む気に。
それでもTV番組一本分ほどの情報はあっただろうか。
感じるものを感じることがいくつかあればそれでいいとの思いで読んだ。
ご多分に漏れず英国でも、島でも、時代はずいぶん変わったようで、
島で長年暮らしていると、まあ、幾分応用できそうな指摘もいくつかあった。
 
島には、著者が思いもよらないような実情と、島ならではのユニークな
老後の実例もあるのではないだろうか。島でも暴走老人も、まあ大変な事情もあるのだろうが。